入学定員の厳格化やコロナによって若干の変化はあるものの、
毎年の志願者数がおよそ10万人という超人気大学、
それが「明治大学」です♪
代々木ゼミナールの集計によると、
2021年の志願者数は99,470名(・Д・)
早稲田や慶應を押し退けて、全国第3位に輝いています。
(参考「代々木ゼミナール」HPより。ちなみに1位は近畿大学。)
そんな明治大学の付属校ともあれば、
気になる方も多いでしょうd( ̄  ̄)
このシリーズは、早慶・MARCHと全7回にわたってお送りする予定ですd( ̄  ̄)
なお、本記事は上記で紹介した本書を参考にしており、
2021年現在の最新情報ではない場合があります(^◇^;)
あらかじめご了承くださいm(_ _)m
・大学附属校に興味ある方
・子どもを明治大学に通わせたい方
ぜひ最後までご覧ください☆
もくじ
(前提)大学附属校に注目が集まる理由
2020年は「大学入試改革」の1年でした。
2014年頃に発表された時よりも、随分と骨抜きになってしまった印象は拭ませんが、
- 大学入試センター試験→大学入学共通テスト
- 知識偏重型→思考力・判断力・表現力
こういった変化に対して、
“安全策”を取るために「大学附属校」という選択をした家庭も少なくないはずです。
また本書では、
大学入試改革およびその根底にある高大接続システム改革が思い描く理想の未来が、
すでに大学附属校には実在している(中略)
内部進学資格を保持したまま他大学受験を認める制度を設けるようになってきている。
といったように、
大学附属校に入ったからといって、
必ずしも将来までのレールが決まってしまうわけではなく、
内部進学と他大学受験の併願戦略が可能になっている現実も、
大学附属の人気を押し上げる要因になっています☆
明治大学の「付属校」
細かい話にはなりますが明治大学の附属校は
「附」ではなく、「付」を使うそうです。
このあたりは大学なりのこだわりなんでしょうかね。。。(⌒-⌒; )
付属校だの系属校だの色々ありますわ。。。
改めまして、明治大学の付属校は以下の3つです。
- 明治大学付属明治高校(明大明治)
- 明治大学付属中野高校(明大中野)
- 明治大学付属中野八王子高校(明大中野八王子)
- 「明治大学付属明治高校」
のみです。
後の
- 明大中野
- 明大中野八王子
運営者の違いが、進学率にも現れていますよ。
明治大学への内部進学率
それでは附属校からの「内部進学率」をご紹介しましょう。
なお前提知識として
早慶の附属校からの進学率はほぼ100%、
学校によりますが少なくとも90%以上が系列大学へ進学します。
一方でMARCHの附属校からの進学率は、およそ80%程度が一般的です。
「大学附属校という選択」によると、明治大学の系列校からの内部進学率は…
-
- 明大明治高等学校:93%
- 明大中野高等学校:73%
- 明大中野八王子高校:77%
(「大学附属校という選択」より引用)
明大明治が一歩抜き出て高いですね☆
この背景には運営者が明治大学と同じであり、
- 立場的に同校が大学とほぼ同列であること、
- それが故に同校の卒業生はほぼ全員が第一志望の「学部」に進学できること
このあたりが進学率にも影響しているようですd( ̄  ̄)
ほとんど一〇〇%が内部進学できるという付属校は多いが、ほぼ一〇〇%が希望の学部に行けるという付属校は少ない。
「大学附属校という選択」より抜粋
生徒の立場にとってみれば、非常にありがたいですよね☆
推薦枠がほぼ一杯になったとしても、
校長が大学の学部長と直接交渉してくれるそうです^^;
なんて心強い(笑)
注意点!
1.明大明治からの内部進学にはハードルがある
良いことばかりに見える明大明治の進学ですが、
それなりにハードルもあるようですd( ̄  ̄)
高校での3年間の成績に加えて…
- 英検2級の合格
- TOEIC450点以上
(まぁ英語が得意な方にとってはそれほどハードルには感じないかも。。。
今なら並の進学校でもこれくらいは課すでしょう)
これは明大の国際化に対応するため、だそうですね。
附属校出身ではないですが、私の知り合いの明大出身者は、
英語がかなり堪能で、
TOEIC800点以上、中国語検定4級 でしたね。
(4級と聞くと中学レベル?とか思うかもですが、
英検と違って4級でも現地で普通に暮らせるレベルだそうです(⌒-⌒; ))
2.明大中野高校のみ「男子校」
1949年に明治大学の付属校になった明大中野。
男子校らしく制服・頭髪に関する細則もあるようです。
内部推薦のための学力テストが高2で1回、高3で2回あり、
「英検純2級以上が望ましい」という条件付き。
(ひょっとしたら今はもっと変わっているかもしれません)
なお
内部規定の学力基準をクリアした生徒には国公立併願制度が適用される。明治大学への内部進学の権利を保持しながら国公立大学受験が許される。
「大学附属校という選択」より抜粋
このあたりは、親としても子どもとしても安心ですよね☆
明大レベルで内部進学の権利を持ったまま受験できるなら、
思い切って勉強できますものね( ・∇・)
3.比較的新しい「明大中野八王子」
明大明治と同様に共学の明大中野八王子。
開講は1984年で、3校の中で最も新しい学校です。
明大中野と同様に内部進学のためには
3年間の成績に加えて、
高2で2回、高3で2回あるテストで総合的に評価され、
- 英検2級 あるいはTOEIC400以上
が条件になっているようです。
また国公立大学併願制度も、明大中野と同様ですね☆
なお明大中野も明大中野八王子も高校からの募集を受け付けていますが、
明大中野八王子は「推薦」という入試制度もあります(男女75名)
明大明治には無い入試スタイルなので、
こうしたことも知っておくと良いかもですね♪
まとめ
✅受験者数で日本トップレベル「明治大学」の付属校について解説
✅明大の付属校は3つだけ。明大明治・明大中野・明大中野八王子。
✅実は直系の付属校は「明大明治」のみ
✅あとの2つは「学校法人 中野学園」運営の系属校
✅明大明治の生徒はほぼ全員が「第一志望の学部」に進学できる
✅明治大学とほぼ同列の立場であることが影響
✅明大中野は唯一の男子校
✅高校の成績+学力テストで内部進学が決まる
✅内部規定をクリアすれば、明大の進学権利を保持したまま国公立大学受験が可能
✅明大中野八王子はもっとも新しい学校
✅内部進学については明大中野とほぼ同様
いかがでしたか?
年配の方だと明治大学は比較的泥臭いイメージかもしれませんが、
今は「リバティタワー」に象徴されるように、
おしゃれな大学のイメージに生まれ変わっています☆
都心回帰が大学の人気を左右している、なんてことも言われていますが、
まさにその典型と言えるでしょう。
何かの参考になれば幸いです♪