読み聞かせに最適☆子どものディスカッション力を上げる”タルムード”

「毎日読み聞かせる本にも飽きたなぁ。。。なんか良い本ないかなぁ??( ̄◇ ̄;)」
あるよ(笑)
子どもの読み聞かせといえば、グリム童話やイソップ物語、日本昔話などが有名ですが、
今回はそれ以外のお話が載っている「タルムード」をご紹介します。
この記事は…
 ・プレママ、プレパパ
・小さいお子さんをお持ちの方
・読み聞かせの本に迷っている方
・お子さんにディスカッション力をつけさせたい方
に役立つ記事です。

”タルムード”とは?

↓こちらの本をもとにお話をしていってます。
興味ある方は手にとってみてください。

”タルムード”は子どもの読み聞かせ本としても活用できる

結論からいきますね。
”タルムード”は、子どもの読み聞かせの本として非常に適しています。
しかも、大人にも考えさせるような深い内容がてんこ盛りです。
ぜひ一度試してみてください。

”タルムード”が子どもの読み聞かせに適している理由

1.一つずつの物語が短い

「タルムード金言集」には、

タルムード内に収められている説話が37話収録されています。

その一つ一つは短く、

夜寝る前などでも2〜3分あれば

十分に読み終えることができる量となっています。

 

2.その物語全てに教訓がある

グリム童話やイソップ物語、あるいは日本昔話でもそうですが、

子どもがそれを読んで”何か学びを得る”ことができるようになっています。

ただし!私たちもよく知っているお話だと、案外その教訓を覚えていなかったり、

意識していないことが多いですよね。。。(^◇^;)

「タルムード金言集」では、説話の後に作者による簡単な解説がありますから、

それを読むと説話の意味が深く理解できます。

 

3.あくまでも説話でわかりやすい

内容は深いですが、あくまでも「説話」。

物語のようになっていて、大変わかりやすいです。

ユダヤ教ならではの単語(シナゴーグとかラバイなど)といったものは出てきますが、

それほど気にしなくても読み進められます。

小さいお子さんでも、話の内容はわかるはずです。

4.大人も考えさせられる内容

本の中身を一部、ご紹介しましょう。

「母鳥と三羽のヒナ」

鳥の巣が大嵐に巻き込まれ、このままでは巣もロトも三羽のヒナも地上に落下してしまう危険が迫っていた。
母鳥は海を渡って安全な岸にヒナたちを避難させようと思った。
しかし、大雨と強風の中、一度に三羽のひなは運べないので、母鳥は一羽ずつ運ぶことにした。

まず、一羽のヒナをくわえて、母鳥は大雨大嵐の中を巣から飛び立った。海を渡っている途中で、母鳥はヒナに尋ねた。
「子どもよ、お母さんは命がけでお前を助けようとしているが、お前はその代わりに何をしてくれるのかい?」
「お母さん、こんな大嵐の中で、そんなこと考えている余裕はありません。とにかく私を安全なところに運んでくださいな」

その答えを聞いた母鳥は、そのヒナをパッと海に落としてしまった。

ここまで聞いて、どうでしょうか?なんだか可愛そうですよね。なぜ、母鳥はヒナを海に落としてしまったのか?

 母鳥は(中略)次のヒナを加えて(中略)飛び立った。そしてまた母鳥はヒナに同じことを聞いた。
するとそのヒナ鳥はこう答えた。

「お母さん、まず私を安全なところに運んでください。そうすれば必ず私は毎日食物を運んできて恩返しをしますから。」
それを聞いた母鳥は、そのヒナもパッと海に落としてしまった。

母鳥は(中略)最後のヒナを加えて(中略)飛び立った。(中略)母鳥が同じことを聞くと、そのヒナ鳥はこう答えた。

「お母さん、私はお母さんが私にしてくれたことを、必ず私の子どもにもするつもりです。」

これを聞いた母鳥は、このヒナを安全な対岸に無事送り届けた。

「タルムード金言集」より抜粋

最後のヒナだけを無事に送り届けた理由、あなたはわかりますか?

ユダヤ教では自分の人生だけを考えていません。自分の子どもや孫のことも判断に含めて、物事を考えるそうです。

語り継ぎ、教えつぐことをやめない限り、教えは続いていくということですね☆

5.話の内容について子どもと議論を深められる

「母鳥の三羽のヒナ」はなかなかに深い話でしたが、

もう少しライトな内容のものもあります。

私は好きなのは「パラダイスを見つけた男」というお話です。

日々の生活に疲れ、パラダイスを見つけようと旅に出た男が
最後に辿り着いたのは、自分の妻と子どもそっくりの親子が住んでいる家だった。

本当は自分の家に戻ってきただけ、ですね。

これは「本当の幸せとは身近にあるものだ」という教えを説いたものです。

こういった教訓について「このお話はどういう意味だと思う?」など、

話を読んだ上で、子どもとあれやこれやと議論をすることができます。

 

ちなみに、タルムードのお話には「絶対的な正解」がないものもあります。

(「キツネと葡萄畑」はまさに正解のないお話です)

そういう意味では、大人も子どもと一緒に考えながら、

あーだこーだと議論できるのが良い点ですね♪

 

以前、「父親の”読み聞かせ”が子どもに与える影響」というnoteでも書きましたが、

父親による読み聞かせは自身の体験を交えながら話すことが多く、

子どもの脳の発達にプラスに働くという研究結果もあります。

読むだけではダメ

「この本さえ読んでおけばいいんかいな?楽勝やわ〜」と思っていたら

その考えは改めましょう。

どんなものでも「子どもに与えておけばいい」というものは、多くありません。

「タルムード金言集」も、

読み聞かせをして、その上で

”どんなことを感じるか?”

”あなたはどう思うか?”などを問い、

その答えをサポートしながら引き出すことで、

本当の教育になっていきます。

まとめ

✅ユダヤ人の教典「タルムード」が子どもの読み聞かせに最適な理由を解説
✅一つ一つの説話が短い
✅その物語すべてに教訓がある
✅あくまでも説話でわかりやすい
✅大人も考えさせられる内容
✅話の内容について子どもと議論が深められる

いかがでしたか?

毎日の読み聞かせって結構大変ですよね?

我が家ではタルムードを読み始めてから、娘も気に入ったようで、

毎晩のように「字だけの本読んで〜(タルムードのこと)」と言ってきます(笑)

読んだ後に必ず本人と話をしますが、まぁどこまでわかってくれているやら?(^^;;

ただ、少しずつ論理立てて話せるようになってきているのは感じています。

あなたもぜひ、試してみませんか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA