「先生、うちの子ホントやる気ないんですよ。。。
大丈夫ですかねぇ?(^◇^;)」
これ、塾にくる親御さんたちによくある悩みのうちの一つです。
そして「やる気がない」のは、ヤバいです(笑)
勉強ができないのは、なんとでもなります。
しかし「やる気がない」というのは、
結構改善するのが大変だったりします(^◇^;)
今日は、そんな子どもたちに悩んでいる親御さんに朗報です♪
子どもたちを「やる気にさせる」方法をご紹介しましょう。
・中学生くらいまでのお子さんをお持ちの方
・教育関係にお勤めの方
ぜひ最後までご覧ください☆
もくじ
子どものやる気を高めるには、選択肢を与えること
結論から行きましょう。
子どものやる気を高めるには、「選択肢」を与えることです。
子どもであっても、強制されるのはイヤで、
自分で自分の人生をコントロールしたい!という気持ちは
同じということですね( ̄∀ ̄)
理由・根拠
1.人は何かを強制されると逆のことをしたくなる
これはよく聞く話ですが、
「〜しなさい!」と言われると、やりたくなくなっちゃいますよね?(笑)
これは人間の根源的な欲求に基づくものだそうです。
脳科学者の西氏は…
脳は「勉強しなさい!」「片付けなさい!」「しっかりしなさい!」
と命令形で言われると、抵抗を感じて真逆のことをしようとする性質がある
ことが分かっています。「脳科学的に正しい 一流の子育てQ&A」より抜粋
と述べています。
「わー!めっちゃ反省しなきゃじゃん!(^◇^;)」と思ったそこのアナタ!
大丈夫です☆
私も思い当たるところが満載です(笑)
明日から直していきましょう。
2.選択できるのは喜びである
一方で、選択肢を与えることで、人は喜びを感じるようです。
先述の西氏は…
選択肢のある中から自分で好きなものを選ぶことができると、
コントロール欲求が満たされるため、
やる気(専門用語で『内発的動機』と言います)が高まることが分かっています。「脳科学的に正しい 一流の子育てQ&A」より抜粋
子育てに限らず、
人間は「選択できる」ということに喜びを感じる生き物なんだなぁと
つくづく感じます。
例えば「誰かに決められた幸せ」は必ずしも幸せでない場合があります。
それは、世間一般の「幸せ」であり、
ある種の同調圧力でそこまでたどり着いてしまったのだけど、
その人自身が心の底から思っている“幸せ”ではないからでしょうね(⌒-⌒; )
本当の幸せは「自分の頭で考え、自分で行動した先にある」好例かもしれません。
やる気を取り戻した中学生たち
やる気がなかった小中学生が
やる気を取り戻すきっかけはたくさんあります。
それは…
- 友達と一緒の高校に行く約束をした
- 自分の目標がはっきりと決まった
- テストで結果が出た
- 周りから褒められるようになった etc…
どれも実際にあったケースですが、
今回の記事に当てはまるのは
上から2つ目の「自分の目標がはっきりと決まった」でしょうね☆
以前私が担当した中学3年の夏休みに夏期講習に訪れた女の子の話です。
中2までの通信簿は9教科で合計18。
つまり全教科2(^◇^;)
本人も「ぜんぜん勉強してなかった〜」とあっけらかん。
「先生、私バカだから、たぶんダメだよね( ̄∀ ̄)」が口癖だったその子を、
私はひたすらに励まし、
フォローし、
勉強を教えました。
英語のBe動詞の知識すら怪しかったその子は、
友達の存在もあったおかげか、
かなり大変だったであろう授業にもきちんと通い、
夏休み中、家でも10時間必死に取り組んだそうです☆
結果、中3の後期(11月ごろに出る)内申点は30まで上昇(+12!)
一気にここまで上がった子は、正直この子が最初で最後でしたね(笑)
この子の場合は、
「◯◯高校に行って、△△っていう資格をとって、
自分でお店を開くんだ!」という具体的な夢がありました。
これはお母さんから言われたものではなく、
学校の先生から勧められたものでもなく、
自分で決めた夢だったそうです。
まさに自分で選んだ夢が、自分のパフォーマンスを上げてくれた
良い例と言えるでしょうね( ̄∀ ̄)
夢はあくまでも「自分が選んだ」ものでなくてはいけない、
というのもこの事例からわかると思います。
私たち親が注意すべきことは…
私を含めた親が最も注意しなければならないのは、
「一つのことを子どもに命令すること」です。
これが最もやる気を削ぐパターンだそうです(^◇^;)
こういう上司いますよねぇ〜〜(笑)
めっちゃやる気なくなる指示出してくるやつ。
ただし「一つのこと」というのがミソで、
「〇〇と××、どちらかをやりなさいd( ̄  ̄)」
というように、命令の中でも選択肢を与えてあげると、
上述のように自分の「コントロール欲求」が満たされ、
やる気を失わずに済むそうです☆
これは試してみる価値、ありそうですよね。
まとめ
✅子どものやる気を上げる方法について解説
✅子どもに「選択肢」を与えること
✅人は自分で選ぶことでコントロール欲求が満たされ、やる気が増す
✅逆に「一つのことを命令される」とやる気が削がれる
✅命令形であっても「選択肢を与える」のは有効
いかがでしたか?
「やる気」というのは、何をするにも最も根源的な部分ですよね。
モチベーションさえあれば、大抵のことはできてしまいます。
アントニオ猪木さんも言ってました(笑)
一番大切な子どものやる気を、
自分が奪ってしまっては元も子もありません(^◇^;)
私も深く反省したいと思います(笑)
何かの参考になれば幸いです☆