「好きこそものの上手なれ」とは、
誰でも好きでやっていることは一生懸命になるし、
それに関して勉強したり工夫したりするので、自然に上達するものである。
芸事は、無理して嫌だと思いながらやっても、成長はないということ。
「故事ことわざ辞典」より抜粋
これは科学的に正しいんでしょうか?
また好きなこと と
得意なこと
が一致しないケースもあると思いますが、
その場合にはどちらを選ぶべきなのでしょうか?
・小さなお子さんをお持ちの方
・将来子どもを持ちたい方
ぜひ最後までご覧ください☆
もくじ
「好きこそものの上手なれ」は科学的に正しい
結論から行きます。
自分が好きなことをやり続けることは、
その能力を伸ばし、
パフォーマンスを上げる最大の要素です。
問題は「自分が本当に好きなもの」を
正しく見つけられるかどうか、でしょうね(^◇^;)
理由・根拠
1.好きなことをやる効果
脳科学者の西氏によれば
好きなことをしているとき、
脳内で意欲のホルモンであるドーパミンや
リラックスのホルモンであるセロトニンなど
数多くの脳内ホルモンが分泌され、
脳が高度に活性化することがわかっています。「脳科学的に正しい 一流の子育てQ&A」より抜粋
これは想像に難くないですよね☆
誰だって、好きなことをやっている時は
「苦しい」とか「大変」とは思わないですし、
むしろ時間を忘れて没頭してしまうはずです。
2.実際のパフォーマンス
では、脳が活性化している時、
実際のパフォーマンスはどう変わるのでしょうか?
メンフィス大学のマイク・ピーズリー氏は
『自分が楽しめる目標を設定する人ほど、
実現可能性が31%高まり、
普段のパフォオーマンスに至っては、
約46%まで向上する』と報告しています。「脳科学的に正しい 一流の子育てQ&A」より抜粋
こう数字で表されると、妙に納得してしまいますよね(^^;;
やはり好きなことに集中しているときは、
そのパフォーマンスも高いことが多いのです。
実は「好きなこと」を見つけるのは難しい
一方で、自分が(あるいは自分の子どもが)
「何が好きなのか?」を見極めることの方が難しいように思います(⌒-⌒; )
子ども自身が「〇〇が好き!」というものは本当に好きなのか?
を見極める必要があります。
ここでポイントなのは
子どもが心からやりたい!と思えることかどうか?ですね。
ここで言う「好きなもの」とは、
一度始めたら没頭してしまうもの
と理解すると良いと思います。
よくある「周りの子がやっているから〜」というような
ふわっとした理由では、これには該当しないと思いますので注意してください☆
この“好きなもの”と“才能”を掛け合わせれば、
何か相当な成果が生まれてきそうですよね(゚o゚;;
以前にも当ブログでご紹介しましたが、
ハーバード大学の心理学者ハワード・ガードナー氏によると
知能とは以下の8つに分類されます。
- 言語的知能
- 論理・数学的知能
- 空間的知能
- 音楽的知能
- 身体運動的知能
- 対人的知能
- 内省的知能
- 博物的知能
自分の子どもがこの8つのうち、
何に才能があるのかもしっかり見極めておきたいですね♪
いやいや好きなことだけじゃやっていけないよ
「下手の横好き」っていう言葉もあるくらいだから、好きなだけでは。。。
やっぱり得意なものの方が良いのでは?(⌒-⌒; )」
こういう方もいらっしゃるかと。
先述した西氏によれば…
やっていても楽しくないことをメインの仕事にしている人は
脳内の活動が低下しやすく、能力も伸びにくい傾向があります。
もちろん、好きなもの=得意なもの でない場合には、
初めのうちは好きなものでも上手にはならないでしょう。
この状態が「下手の横好き」ですね(^◇^;)
短期的には得意なものの方が良さそうだが、
長期的には好きなものを選んだ方が、
努力し続け、やがては得意と言えるレベルにまで
なれる可能性がありそうですね(^_^)
まとめ
✅「好きこそものの上手なれ」が科学的に正しい理由を解説
✅好きなことをしている時、脳はさまざまなホルモンが分泌され活性化
✅またパフォーマンスも最大46%上昇する
✅「好きなこと」とは周りに流されずに、自分だけが没頭できること
✅得意なものは短期的には良いが、好きなものの方が長期的には良い
いかがでしたか?
「好きなことをして生きている」という状態って、羨ましいですよね(笑)
でも親の立場からすれば、
自分の子どもをそういう状態に導くことはできるかもしれません。
子どもの“好き”を上手に見極め、
没頭させる環境を作れば、
その子は好きなことで生きていけるスキルが身につくかもしれませんね♪
何かの参考になれば幸いです☆