“トンビ”が鷹を生むはあり得る?科学的な側面から解説〜子どもの能力を伸ばす方法も紹介〜

カエルの子はカエル、ということわざがあります。

親と子は、同程度の遺伝子を持っているわけですから、

同じ程度にしかならない。。。という諦めにも聞こえますね(^◇^;)

「自分は平凡だったけど、この子には優秀になってもらいたい!」

という親の願いは届くのでしょうか?

そしてそのための方法とは?

 

この記事は…

・プレママ、プレパパ
・小さな子どもをお持ちの方
・将来子どもを持ちたい方

に役立つ記事です。

 

結論:大丈夫です。優秀な子が生まれる可能性はあります。

良かったですね(^◇^;)

トンビが鷹を生む、ということはどうやら実際にあり得ることです。

ただし、実際には鷹を”生む”というよりは、

鷹に”育てる”ことができる、といった方が正しいでしょう。

「ウチの子、鷹になってくれへんかなぁ〜σ^_^;」と願っていても鷹にはなりませんので、

きっちり学んでいきましょう。

理由・根拠

1.平凡な両親からも優秀な子は生まれる

脳科学者の西 剛志(にし・たけゆき)氏によると…

ドイツの心理学者ラインエールが3600人の子どもとその両親を対象に
調査を行ったところ、なんと両親がともに平凡であったとしても、
確率的に頭のよい子が生まれる
ことが分かってきました。
ダイヤモンド・オンライン』より抜粋

コレは勇気をもらえる話ですね(笑)

 

2.後天的な要素が遺伝子に影響を及ぼすことは昆虫でも確認されている

西氏によると「子どもの頃にどんな体験をするかによって、

DNAの特定部分に変化(メチル化orアセチル化)が起こり、

遺伝子の機能が変化する」と言います。

そしてコレは昆虫でも確認されており、

米国イリノイ大学の研究では、
凶暴な性格で有名なアフリカナイズドミツバチ(キラー・ビー)の子どもを
穏やかなイタリアミツバチに育てさせるという実験を行いました。
子どもの頃は姿形の区別がつかないため、
イタリアミツバチはキラー・ビーをまるで我が子のように育てるそうです。
その結果どうなったかというと、あれだけ凶暴だったキラー・ビーが、
なんと「穏やかな性格」になってしまったのです。
ダイヤモンド・オンライン』より抜粋

コレはなかなか興味深いですよね(^^)

子どもの能力を見極めて、それに応じた育て方をする

ハーバード大学の心理学者ハワード・ガードナー博士が提唱した

「多重知能理論」が役に立ちそうです。

多重知能理論とは…

人間の持つ知能には8種類あり(中略)
子どもの特性に合わせて得意分野を見つけ、
得意な方法で学習させれば、その子の持つ能力は大きく引き上げられる
『子育てベスト100』(加藤紀子 著)より抜粋

 

そして8つの知能とは、以下のものです。

①言語的知能:文章を書くことが得意。言葉に興味がある。読書好き。
②論理・数学的知能:科学的なことに対する理解が早い。数量に興味があり、分析するのが得意。
③空間的知能:パズルや図形問題が得意。
言葉で説明されるより、絵や図で説明された方が理解しやすい。
④音楽的知能:歌や楽器演奏が上手で、音を聞き分けられたり、メロディをすぐに覚えられたりする。
⑤身体運動的知能:スポーツが得意。実際に手を動かした方が理解しやすく、うまくできる
⑥対人的知能:一人でやるより他の人と一緒にやる方が作業がはかどる。
⑦内省的知能:一人でじっくり考え、作業する方がはかどり、困ったときも自分だけで解決できる。
⑧博物的知能:特定の物事にくわしい。図鑑に夢中になる。同じように見えても違うものについて
細かい違いによく気づく

自分の子がどの知能に向いているのかを

まず親が正しく見極めることが大切ですね(^◇^;)それが難しそう。。。。

しかし、それができれば、

その特徴に合わせて勉強をさせることが能力を伸ばす秘訣だそうです。

例えば⑥の知能が向いてそうな子は、一人ではなく家族や友達と一緒にやる。

逆に⑦の子は、一人に慣れる時間や環境を用意する、といった具合です。

 

優秀な人の子は、優秀になる「環境」が整っているのでは?

よく聞く話ではありますが、「東大出身の親の子どもは、東大生になりやすい。」という話題。

教育社会学者の舞田敏彦氏が調べたところでは、
東大生の親の場合、世帯年収950万円以上に占める割合が62.7%もあったそうです。
プレジデント・オンライン』より抜粋

やはりお金がある=子どもの教育にお金をしっかりかけられる

   ↓

優秀な子に育ちやすい

という構図は今も崩れていません。

こう言ってしまうと、夢もなくなってしまいそうですが、

あくまでも「割合」の話です。

自分の子どもがそうなるかどうかは、別の話ですよね。

「ウチは年収が低いから、東大に行けないわ。。。。・゜・(ノД`)・゜・。」と

諦めても仕方ありません。

 

子どもの能力を目一杯伸ばした先にしか、

東大をはじめとした難関大の合格はあり得ませんし、

親があきらめていたら、そもそも子どもが目指すはずがありません。

それはあまりにももったい無いですよね☆

まとめ

✅トンビが鷹を生む、ということはあり得る
✅ただし「生む」のではなく、鷹に「育てる」が正しい
✅環境要因によって、遺伝子が変化するなどの研究結果あり
✅「多重知能理論」によれば、その子の特性に合わせた育て方がある
✅年収が高ければできることは多いが、諦めるのはもったいない

いかがでしたか??

子どもをよく見ている、という点で言えば、

最近結婚で話題になっている戸田恵梨香さんは、

お父さんが「お前は女優が向いている。女優になれ。」と行って、

その道に進んだそうです。

親のできる最大のことは、子どもの才能をきちんと見てあげることなのかもしれません。

何かの参考になれば幸いです。

子育てベスト100

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  • 作者:加藤 紀子
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2020年06月12日頃

 

 

 

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