「育児休業って、収入が減って大変だよね?」と
実際に聞かれることはありませんが、
何となくそれを言いたいんだろうなぁ。。。という
雰囲気を相手から感じる時があります(^◇^;)
今日は『「幸せをお金で買う」5つの授業」という本から
お金を多少失った(あるいは収入が減った)としても、
育休に意味があったと思える理由について解説していきます。
これ、すごいタイトルですよね。。。。
「筆者はどんだけ金の亡者やねん。。。」と最初は思いました(笑)
日本人は「本当の幸せは、お金なんかじゃ買えないんだ!( ゚д゚)」
と考えている人が多いと思いますが、
それを真っ向から否定するような本ではありません。
むしろ「素敵なお金の使い方」を指南してくれる、良書でしたよ♪
この記事は…
・プレママ、プレパパ
・育休検討者
・将来子どもが欲しい方
に役立つ記事です。
もくじ
育児休業は、あなたの人生の幸福度を高める可能性がある
結論、いきましょう。
育児休業は育児休業給付金が出るとはいえ、収入自体は減少します。(会社から手当があれば別)
しかし、それでも取得する方が人生の幸福度は高まる可能性が高いですd( ̄  ̄)
もしあなたが育休の取得に迷っているのなら、
「迷わず行けよ、いけばわかるさ(●´ω`●)」と背中を押してあげたいですね( ・∇・)
できることなら、あなたの企業の人事課に出向いて、
手続き書類を書いてあげたいくらいです☆
物よりも”経験”を得ることの方が幸福度が増す、という事実
1.人は経験にお金を使う方が幸福度が高い
コロラド大学ボルダー校の心理学者リーフ・ヴァン・ボーヴェンと
コーネル大学の心理学者トーマスギロヴィッチの調査によると、
アメリカ人の約57%パーセントは、経験を買うほうが、ものを買うよりも
ずっと幸せになれると答えています。
『「幸せをお金で買う」5つの授業』より抜粋
育児休業が“経験を買う”ということになるかどうかは考え方によるかもしれせん。
しかし、育児休業給付金が標準報酬月収の67%になる、ということを踏まえると、
育児休業とは
「給料の33%を支払って“子どもと一緒に過ごす”という経験を買っている」
と考えることもできます。
2.「やらなかったことの後悔」
マーク・トウェインの
「20年後のあなたは、やったことよりも、やらなかったことによって失望しているだろう」
という言葉をご存知ですか?
人は何かを買うときに、買うべきか買わざるべきか迷います。
経験を購入するかどうか迷った時のことを振り返った人々の83パーセントは(中略)
やらなかったことを後悔していると答えたそうです。
たった1つの最大の後悔は行動に移さなかったこと、つまり、
せっかくある経験を買えるチャンスがあったのに、
そのチャンスを逃してしまったことだと彼らは答えました。
『「幸せをお金で買う」5つの授業』より抜粋
赤ちゃんの育児は、まさに「いま」この瞬間しかできないことです。
赤ちゃんは日に日に成長し、大きくなります。
今日、この日の子どもはもう2度と出会えないんですね(^^;;
3.大きな喜びを得られる経験の基準
本書では、払ったお金に大して最も大きな喜びを得られる経験の”基準”を紹介しています。
・他の人々と交わることによって、社会的なつながりが生まれるような経験
・このさき何年にもわたって楽しい気持ちで繰り返し語ることができる思い出話につながる経験
・あなたが感じている自分という人間、あるいはあなたがなりたいと思っている
自分像に密接に結びつく経験
・他の選択肢と簡単に比較することができない滅多にないチャンスを与えてくれる経験
『「幸せをお金で買う」5つの授業』より抜粋
この基準のうち、育児休業は2つ目と4つ目を満たしています。
子どもが大きくなった時に語れるエピソードが豊富に得られますし、
自分の子どもが赤ん坊の時に育てる経験は、滅多に得られるものではありません。
まさに、お金を出してでも経験するべきこと、と言えるでしょう( ・∇・)
育児休業9ヶ月目の私の感想
私は、育児休業に入って9ヶ月目に入っています。
実際に育児休業をしているのは9ヶ月ですが、
この育児休業を取得したことで、
普通に仕事をしていたら4年かかってようやく得られる”子どもとの時間”を
一気にいただくことができました。
(関連記事「男性が育児休業を検討した時に見るべきウェブサイト」)
育休中の今は子ども中心の生活ですから、
子どもに振り回される毎日を過ごしています(^◇^;)
・突然、泣き出して焦ることもあるし
・片付けはやってもやってもキリがないし
・オムツから漏れて下着を洗濯するハメになるし
・毎日の食事の献立を考えるのも大変だし。。。
まぁ、大変っちゃ大変です(だいぶ慣れましたけどね^^;)
仕事をしていた時の方が楽だった、なんて思うことさえあります。
本書では…
しばしの間、例え快適さを犠牲にしても、忘れられない経験を積んでいくことは
時間を生産的に使いたいと考える人たち(中略)にとっては非常に魅力的に思えるようです。『「幸せをお金で買う」5つの授業』より抜粋
案外、苦労した、大変だったという経験の方が、
後から思い出すと楽しい思い出だった、ってことありますよね?
大変だけど、きっと人生の輝く1ページになる。
そういう確信を、私は持っています。
とはいえ、仕事がねぇ。。。(-。-;
「育休が幸福度を高めるのはわかった。
でも、俺は仕事も生きがいなんだ!仕事がないと面白くないんだ!」という方も
もちろんいらっしゃると思います。
そういう方は、ガンガン働けばいいんですよ♪
先の紹介した幸福をもたらす基準でも
・あなたが感じている自分という人間、あるいはあなたがなりたいと思っている
自分像に密接に結びつく経験
などは、自己実現のために必要な経験を表していると思います。
人間にとって最も大きな欲求は「自己実現欲求」ですから、
これを満たすことは幸福感が増す最良の方法と言えるでしょう。
また、
・他の人々と交わることによって、社会的なつながりが生まれるような経験
こういうものも、仕事を通じてしか得られないかもしれません。
いずれにしても「お金を払ってでも得るべき経験」を知っておくだけでも、
幸福度が増す人生にできるはずですよね♪
まとめ
✅育児休業があなたの幸福を呼び寄せる理由について解説
✅『「幸せをお金で買う」5つの授業』の本から”経験”にお金を使うメリットを説明
✅人は経験にお金を使う方が幸福度が高い
✅やったことよりも、やらなかったことに対する失望は大きい
✅大きな喜びを得られる経験の基準は4つある
✅苦労した、大変だった思い出はむしろ後から良い思い出になりやすい
いかがでしたか?
育児だけでなく、これは人生全体にも言えることですよね☆
自分の欲求を満たしてくれるお金を、何に使うかはあなた次第です。
限られた資源を、自分がより”幸福”になるために使いたいですね♪
何かの参考になれば、嬉しいです( ・∇・)