【性別による違いあり】子どもを“甘やかす”本当の意味と注意点を解説

「もう!そんなに甘やかさないで!」

子育て世帯ではたびたび聞くセリフですね(⌒-⌒; )

私自身も周囲の方から

「へぇ、娘さんが2人?そりゃつい甘やかしちゃうんじゃない?」

とよく言われます。

自分では甘やかしてるつもりはそれほどないんですが、

子どもを甘やかすとどういう影響があるのでしょうか?

見ていきましょう☆

こんな方に役立つ記事です
・プレママ、プレパパ
・小さなお子さんをお持ちの方
・将来子どもを持ちたい方

ぜひ最後までご覧ください♪

甘やかすのは悪くないが、過干渉にならないよう注意が必要

結論から行きます。

子どもを甘やかすのは悪いことではありませんが

過干渉にならないよう注意が必要ですd( ̄  ̄)

きっと「自分だけは大丈夫!」と思っている人が多いんでしょうね。

私も含めて。。。。(⌒-⌒; )

「これは甘えさせてるだけだから〜」とか言っているうちに

気がついたら過干渉になっていた!とならないように注意しましょう。

子どもを「甘やかす」意味と男女の違い

1.「甘やかす」の意味

子どもを甘やかすことは、悪いことばかりではありません。

親と子の間には「なんでも言える」という絶対的な信頼関係があることが

非常に大切だからですd( ̄  ̄)

子ども自身にとって、家庭が「無条件で自分の言うことを受け止めてくれる」という安心感は、

成長の上で欠かせないという意見は多いですよね。

私の塾講師としての経験では

家で素直に思ったことを言えない子の中に多いのは、

  • 家でおとなしくいい子である一方で、
  • 学校や塾などでは態度が横柄である
というケースです。

これはけっこう厄介です(^◇^;)

何しろ親の前では「とても素直な良い子」であるケースが多いですから、

親としては学校や塾での態度や様子が、文字通り“信じられない”という。。。

これでは親も子も幸せじゃないですよね(⌒-⌒; )

 

子どものネガティブな面も、少なくとも「受け止める・受け入れる」姿勢が親には必要です。

もちろん子どもが素直に言った上で「それはできないよ」など、

理由を含めてきちんと説明してあげることは大切です。(自分にも言い聞かせています)

なんでもかんでも言うことを聞いてあげることが「甘やかす」ことではありませんd( ̄  ̄)

 

その上で「男女の違い」について見ていきましょう。

 

1.男の子の場合

ここでの「甘やかす」は、

“子どもの言うことを聞きすぎてしまう”というニュアンスで使っています。

 

脳科学者の西剛志氏によると

日本の研究からも、甘やかされた家庭環境で育った男の子は、
健全に育った子と比べて、大人になってからルールを守らず、しかも、お金のことばかり考えて取引する大人になる
(打算的に考えるようになる)確率が高くなることが示唆されています。

「脳科学的に正しい 一流の子育てQ&A」より抜粋

ふむ。

男の子の場合には「甘やかしすぎは禁物」ということでしょう☆

脳の発達の関係で、男の子は女の子と比べ周りの空気を読みにくい傾向があることが要因だそうです。

周りの子達がどう思うか?に目がいかず、

「自分が良ければ!」という感じになりやすい、と言うことですね。

 

2.女の子の場合

では女の子の場合はどうでしょうか?

女の子の場合は、甘やかしても男の子のようにはならない可能性が示唆されています。

「脳科学的に正しい 一流の子育てQ&A」より抜粋

女の子の場合は、周り(親や友達など)の気持ちをよくも悪くも察してしまうので、

周囲の目が気になって、それほど自分勝手に振る舞うことがないということでしょう。

 

女の子のケースでは反対に、

厳しすぎる育て方をすると“打算的”になるという研究があります。

なかなか面白い違いですね☆

これを見てしまうと、娘2人を持つ父親としては

「じゃあ、そこそこ甘やかしても大丈夫なのね(^ω^)」と思っちゃいますが(笑)

「過保護」と「過干渉」の違い

医師の佐々木正美氏は「過保護と過干渉は違う」と指摘していますd( ̄  ̄)

過干渉は、親が子どもを心配するあまりつい先回りをし、
一方的に「こうしたほうがいい」と思うことを言ったり、
手を貸したりしてしまうことです。

過干渉は子どもの代わりに親が決めてしまうこと、と理解すれば良さそうですね。

 

また、佐々木氏はこうも述べています。

過干渉は自立の目を摘みとり、自主性、主体性を損なうおそれがある

「子育てベスト100」(加藤紀子 著)より抜粋

これは想像に難くないですね(⌒-⌒; )

同じような意見として、「女の子の学力の伸ばし方」では

たとえ間違った道であっても、子どもがその道を行くという決断をしたなら、
見守ることが必要です。川に落ちて命の危険があるというならともかく、
時間がかかったり、子ども自身が疲れ果てるくらいで済むのなら、
それは重要な経験となるからです。

「女の子の学力の伸ばし方」より抜粋

やっぱり「本人の意思・決定を最大限尊重する」ということが大切なんですね。

親としては

✅「いや、それやったら時間かかるわぁ。。。(-。-;」とか
✅「また面倒くさいやり方を。。。」とか

言いたくなること山ほどあるのは百も承知です☆

私もいっぱいあります(笑)

そこをグッと堪え、子どもの言う通りにさせてあげるのが

彼、彼女らの成長につながるということですね。

 

ちなみに人生の幸福感が上がる、あるいは子どものやる気を出させる方法としても

「自分で選択できることは有効」という研究があります。

 

人間は根源的に「自分の思う通りに生きたい」という生き物なのかもしれませんね。

「決められない」子どもたち

私の塾講師としての経験でも

なかなか「決められない子ども」が一定数いるな、という感触はあります。

「決められない子ども」の例
  • 塾で受講する講座を選択できない(2〜3しか選択肢がないのに!)
  • 自分の志望校がいつまでも決められない
  • そもそも塾に入るかを自分で決められない

自分で行きたい高校や自分で学びたい講座が「決められない」という、

嘘みたいなホントの話(^◇^;)

 

2.「決められない」背景には親がある?

実は今、排尿のタイミングがつかめずに、
どのくらい持つか不安でしょっちゅうトイレに行く子どもが増えています。
これも、母親が「そろそろトイレに行っておきなさい」と細かく指示を与えているからです。
いつトイレに行くかは自分ではなくお母さんが決めてくれるものだと思い込んでいる、
笑い話では済まない子どもが増えているのです。

「女の子の学力の伸ばし方」より抜粋

これはなかなか衝撃的ですよね。。。

とはいえ、信じられないわけでもありません。

私も小学校低学年の時には

毎朝自分が着ていく服を決めることができませんでした(笑)

たまに自分で決めてみても母親に

  • 「今日は寒いから、それはやめなさい」とか
  • 「そんなの着ていくの?やめなさないよ」などと言われ、

「じゃあ、あなたが決めてくださいよ!」と思ったものです(言えませんけど。。。)

結果、毎朝着ていく服を選択することなく、

ひたすら出されたものを着る、という生活をしていました(⌒-⌒; )

 

いま5歳の娘が、自分で自分の服を毎朝選んできているのをみると、

「こいつ、すごいやつだな。」と我が子ながら思うところもあります(^◇^;)

まぁ、ヘンテコな組み合わせで着ている時も結構ありますが、

「自分で決めたならいいか」と放置しております(笑)

 

「決められない」背景には”親の存在”が絡んでいそうですね。

まとめ

✅子どもを甘やかす本当の意味と注意点を解説
✅子どもを甘やかす≒なんでも言える関係を作る
✅子どもを甘やかす≠なんでも言うことを聞いてあげる
✅男の子の場合、甘やかしすぎると打算的になる
✅女の子の場合、甘やかしてもそれほどならないが厳しすぎると打算的になる
✅「甘やかす(過保護)」と過干渉は異なる
✅過干渉は子どもの自立心、主体性を奪う可能性あり
✅過干渉の結果「自分で決められない」子どもになる確率が高まる

いかがでしたか?

✅甘やかす=物理的・金銭的欲求を満たすこと であり
✅甘えさせる=精神的欲求を満たすこと とする見解もあります。

この場合でも「“甘やかす”のではなく、“甘えさせる”のが良い」とされていますね☆

ただし、このあたりは家庭の基準も個人の基準も異なりますので、

なかなか適切なラインが見当たらないのも事実です。

時々、自分の行動が「甘やかしすぎ」になっていないか?を確認する必要はありそうですね。

何かの参考になれば幸いです♪

 

 

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