友達は選ぶべき?子どもを守り、能力を伸ばす環境の作り方を解説

友人、というのは言うまでもなく、子ども自身の成長にとって重要な存在です。

✅「類は友を呼ぶ」
✅「悪友は貧乏神」

など、周囲にいる人によって人間は影響を受けるものですからね。

その意味で、親としては「より良い子と友達にさせたい!」という気持ちが

少なからずあるのではないのでしょうか?(^◇^;)

今日は、友人と成長に関する話題です。

こんな方に役立つ記事です
・プレママ、プレパパ
・小さなお子さんをお持ちの方
・将来子どもを持ちたい方

ぜひ最後までご覧ください☆

頭の良い子といればいいわけじゃない。その子にとって「適切な環境」を見極めてあげよう

結論から行きます。

学力の高い子と一緒にいさえすれば良い、は誤り。

むしろマイナスの影響を受けることさえあります。

ただし、平均的な学力が高い集団にいる場合、

子どもにとってプラスの影響が期待できます☆

その子にとって「適切な環境」を見極めてあげることが、

能力を伸ばすきっかけになるはずですよ♪

人間関係が子どもに与える影響

1.頭の良い子と一緒にいる影響

シンプルに考えると、

「頭が良くて、品行方正な子とお友達になれたら、

うちの子も影響を受けてくれるかしら?(⌒-⌒; )」と思う方も少なくないでしょう。

 

しかし、ことはそう簡単ではないようですd( ̄  ̄)

学力の高い優秀な友人から影響を受けるのは、そのクラスでもともと学力の高かった子どものみなのです。
(中略)スウェーデンの高校生のデータを用いた研究は、学力の高い同級生の存在が、
学力の低い生徒の自信を喪失させ、大学への進学意欲を失わせたことを明らかにしました。

「学力の経済学」より抜粋

これは中学・高校を受験する際の一つの判断基準にもなります。

もちろん「合格する」≒「その学校に入ってやれるだけの資格がある」ことに他ならないのですが、

かなり無理して入学したケースの場合には周囲のレベルに気後してしまうことがあります。

 

著者の中室氏も

レベルの高すぎるグループに子どもを無理に入れることは、逆効果になる可能性すらあるのです。

とその危険性を指摘しています。

 

2.問題児から受ける影響

では、逆に問題児から受ける悪影響について見ていきましょう。

中室氏は、子どもや若者が反社会的な行為について友人からの影響を受けやすい、とした上で、

その影響から逃れるための次のような研究を紹介しています。

アメリカの5都市で行われた「新たなチャンスへの引っ越し」(Moving to Opportunity)と命名された実験です。
この実験では、ランダムに選ばれた貧困世帯に対して、
経済的に裕福な人々が暮らす高級住宅地の家賃が
無料になる家賃補助券を提供し、引っ越しを促しました。(中略)
この結果、引っ越した家族の子どもが窃盗や暴力で逮捕される確率は、
引っ越さなかった家族の子供よりも統計的に優位に低かったことがわかりました。

「学力の経済学」より抜粋

イギリスでも同様の研究が行われ、問題行動のあった子どもたちが前向きになったり、

問題行動が減少したことが報告されています。

 

「環境を変えれば、子どもが変わる」ということは、現実としてあるようですね。

 

3.全体的なレベルが高い集団にいることが大事

では、どのような環境に身を置くのが良いのでしょうか?

スタンフォード大学のホックスビィ教授は、

集団の平均的な学力が高いと、自分の学力にもプラスの影響があると述べています。

彼は「学年に女子が多い場合、その学年の子どもたちの平均的な成績は高くなる」とした上で、

女子が偶然多くなった学年では、女子が少ない学年と比べて、
男女ともに成績が高くなったことが報告されています。

「学力の経済学」より抜粋

欧州6カ国、チリ、中国などで行われた研究でも同様の結果が得られているので、

かなり信憑性は高そうですね☆

 

受験をする学校を選ぶ際、

「少しでもレベルの高い学校を!」と望む親御さんの気持ちはよくわかります(⌒-⌒; )

しかし、その後の子どもの「成長」を考えてみた時には、

  • 全体的なレベルが高く
  • 自分の子どものレベルと離れすぎていない

そんな学校を選ぶのも、大事な視点かもしれませんd( ̄  ̄)

案外子どもの方が「偏差値の高い学校の方が。。。」ということもあるかもですが、

じっくり本人と話をし、意思を尊重しつつ、

その学校の先を見た話をしてあげるのがいいかもしれませんね☆

大切なのは学校の“名前”ではなく、その学校で子どもの能力が「伸びていくか?」です。

苦労してトップ校に行かない方がいいのか?

1.進学校に行く意味

優秀な生徒が周りにいると、

子ども自身の意識と行動が変わり結果が変わってくるのは事実です( ̄∀ ̄)

 

いわゆる「トップ校・進学校」というのは、

優秀な生徒が集まって一緒に学習することで相乗効果が生まれ、

さらに生徒自身の学力を伸ばしていく、という側面があります。

 

2.また受験のための勉強にこそ意味がある

受験生自身は「合格しないと意味がない!」なんて考えがちですが、

実際はそんなことはありません。

本当に価値があるのは「合格のためにした努力」そのもののはずです。

学歴自体を否定するつもりはありませんが、

社会で活躍する際に役立つのは「受験を通して得られた知識・技能・判断力・表現力」などです。

万が一、不合格になってしまった!となっても、

そこまでの努力は全く無駄にはなりませんよd( ̄  ̄)

 

3.オリラジ中田さんの場合

例えが適切かどうかは分かりませんが、誰もが知っているという意味で

わかりやすいので取り上げさせてもらいます(⌒-⌒; )

オリラジの中田さんは、言わずと知れた進学校・東京学芸大付属のご出身ですが、

「高校時代には、東大法学部に入って、財務省の官僚になるのが当然だと思っていた。」

と高校時代を振り返っています。

まぁ、周囲も東大をはじめとする難関国私立大学を受ける人ばかりでしょうから、当然ですよね。

私には分かりませんが。。。(笑)(⌒-⌒; )

 

もちろん先述した通り、その学校が「自分にとって最適か?」はとても大切な視点ですd( ̄  ̄)

ちなみに中田さんは、高校2年生の時にお笑いにハマり、

3年生で勉強の遅れを取り返そうとしたが間に合いそうもなく、

受験科目が少なかった慶應大学を受験し、見事合格!とおっしゃっています。

慶應でも相当すごいけどな〜(^◇^;)

まとめ

✅友達は選ぶべき?子どもを守り、能力を伸ばす環境の作り方ついて解説
✅頭の良い子と一緒にいればいいわけではない
✅むしろ自信と意欲を奪われてしまうケースさえある
✅子どもや若者は問題児から反社会的行為について影響を受けやすい
✅その場合でも、環境を変えれば問題行動は減少していく
✅全体的にレベルの高いグループにいると、自身のレベルも上がりやすい
✅ただし高すぎるレベルには注意が必要
✅自分の子どもにとって「適切なレベル」を見極めよう
✅トップ校に行くと意識・行動が変わり、結果が変わってくる
✅また受験までの努力も無駄にはならない

いかがでしたか?

私立の場合は受験することによって、環境を選択できますが

一方で公立ではそうは行かないですよね(⌒-⌒; )

我が家も当面、受験などを考えてはいませんが、

仮に本人の意思が受験に傾いてもいいように最低限の準備はさせたいなと考えています。

 

ちなみに女の子の場合は、

「早めに準備させておく」のがポイントらしいですよ(笑)

 

何かの参考になれば幸いです♪

 

 

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