下の娘が1歳を過ぎたので、再び予防注射ラッシュが始まりました。
この1週間で計4本も注射を打つ、という
大人ではゾッとするようなスケジュールで打っています(笑)
それにしても、予防注射をうつ小児科の現場は、
ギャン泣きの声で埋め尽くされています(^◇^;)
まぁ、気持ちはわかるけどねぇ。。。
「ワクチン」という言葉に敏感になる今日この頃、
この予防注射というものについて考えてみました。
・小さなお子さんをお持ちの方
・将来子どもを持ちたい方
ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
予防注射は決まった時期にきちんと打たせるしかない
結論から行きましょう。
当たり前の結論にしかならないのですが、
親ができることは「きちんと予防注射を打たせること」しかない、ということです。
病院って基本は平日しか空いてないし、
予防注射って時間帯や曜日が決まっていたりするし、
場合によっては安くない費用もかかるけれど、
それでもやっぱり打っておくべし。
これは間違いなさそうですd( ̄  ̄)
予防注射の基本知識を
まず子どもの予防注射についてよくわかっていない!というそこのあなたのために
基本知識を書いておきます☆
母子手帳をめくると、予防注射の摂取記録が必ず残っているはずなので、
きちんと見ている方はわかっているかもしれません。
1.予防注射の種類と数(定期接種)
生まれてから14歳くらいまでに摂取する予防注射は
以下の通りです。
- ヒブ(追加含め4回)
- 小児肺炎球菌(追加含め4回)
- B型肝炎(3回)
- 4種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ:3回)
- BCG(1回)
- 麻疹・風疹(2回)
- 水痘(2回)
- 日本脳炎(4回)
- 2種混合(1回)
- ヒトパピローマウイルス(3回)
(「母子手帳」予防接種スケジュールの例 より)
ここまでが「定期接種」といって、
要は国が「必ずやってね!」と言っていて、
自治体の費用で打つことができるものです。
2.任意接種の予防注射
上記だけで終わらないのが予防注射です(⌒-⌒; )
これ以外にも「任意接種」と言って、
国が「必ずとは言わないけど、できればやったほうがいいよ!」というもの。
- ロタウイルス
- おたふくかぜ
- インフルエンザ
任意接種のものは基本自費で行うものです。
インフルエンザ注射ならおおよそ3,000円〜5,000円くらいでしょうか?
ロタは、我が家のケースでは1回12,000円。
おたふくかぜは、1回5,500円でした。
ね?まぁまぁな金額でしょ(^◇^;)
3.予防注射をする意味
「意味なんて、子どもが病気にかかるのを予防する。それ以外ないでしょww」
とだけ思う方はもう少し踏み込んでみましょうか。
私は、親の以下の3点があると思います。
- 子どもの病気に感染するリスクの回避
- 子どもが病気になった時に仕事を休むリスクの回避
- 子どもが病気になった時の親の精神的リスクの回避
3−1:子どもが病気に感染するリスクの回避
例えば、インフルエンザひとつ取ってみても、
1シーズンで亡くなっている方が1,000〜3,000人くらいいらっしゃるようです。
決して、少なくない人数が割と耳なれた「インフルエンザ」で命を落としているんですね( ; ; )
それ以外にも子どもに襲いかかる病気は少なくありません。
溶連菌感染症、ロタウイルス、手足口病、ヒトメタニウム肺炎etc…
死に至らずとも、高熱・嘔吐・発疹・せきなど、
そうとう苦しむことはまちがいありませんd( ̄  ̄)
注射一本でこれらを回避できるわけですね☆
3−2:子どもが病気になった時に仕事を休むリスクの回避
こんなことを書くと、お叱りを受けそうですが^^;
子どもが病気にかかってしまえば、
親のいずれかは看病のために仕事を休まざるを得なくなります。
病児は基本、保育園では預かってくれませんのでね(-。-;
しかも、予防注射にあるような病気たちは
当然1日で治るようなものではありません。
回復までに少なくとも1週間は必要なものばかりです。
1週間、仕事を休むのってなかなか難しいですよね?(^◇^;)
かからないに越したことはありません。
予防注射なら、平日に半休だけでも済みますからね☆
3−3:子どもが病気になった時の親の精神的リスクの回避
そして、こうした病に我が子がかかる様子を見ているのは辛いです(⌒-⌒; )
私は、上の娘が肺炎で1週間入院した経験があります。
医療スタッフ的には「大した病気じゃないから大丈夫!」みたいな感じでしたが、
「1歳にもならない子供が肺炎になるなんて。。。親である自分のせいだ!!」と
やっぱり思い詰めてしまっていました。
それが親、というものかもしれません。
できるなら、余計な精神的ストレスは回避したいですよね(^◇^;)
注射一本で、回避できます。
予防注射を打つまでのアプローチ
「予防注射の重要性はわかったよ。でも、注射なんて打ちに行くだけだから簡単だよね。」
という声が聞こえてきそう(笑)
こういう風に考えるのは、まだまだ予防注射の実態を知らない証拠ですね(^ω^)
- 予定を組む(月齢ごとに受けられる注射が決まっている)
- 病院を予約する
- (場合によっては、仕事の予定を調整する)
- 予診表を書く
- 検温する
- 実際に病院に連れていく(接種)
いろいろな種類の注射がありますし、
時期もおおよそ決まっているし、
仕事も調整しなくちゃいけないし。。。。
また予防注射は、本人の体調が悪いと接種できませんので、
体調管理も大切です。
こうしたことをすべて乗り越えて、
ようやく接種ができるわけですね(⌒▽⌒)
ただ病院に連れて行っただけ、は
予防注射プロセスの最後の最後だけちょこんと手を出しただけ、
とも言えるでしょうd( ̄  ̄)
あ、これは過去の私自身にも言ってますよ(笑)
「それでも日本は遅れている」
我が家が普段から子どもをお世話になっている小児科の先生は
先生「予防医療という観点で言うと、先進国の中で日本は一番遅れているんですよ。」
これって、衝撃的ですよね(^◇^;)
え?なんとなくわかっていたって?(笑)
でも、改めて聞くとこれだけ豊かな国で
予防医療が遅れている、というのはなんとも衝撃的です。
日本て、時々こういうことありますよね。。。。
もちろん欧米の方が全て良い!とは言いませんが、
医療についてはぜひとも進んでいて欲しい。。。
まとめ
✅子どもの予防注射の重要性とアプローチについて解説
✅定期接種は10種類27回
✅任意接種は3種類
✅定期接種は無料で受けられるが任意接種は自費
✅予防注射は受けに行くまでが実は大変
✅接種する注射の種類・接種時期を見てスケジュールを調整
✅日本は予防医療という観点では先進国に遅れをとっている
いかがでしたか?
私も改めて整理してみて驚いたのですが、
定期接種だけでも27本も打っているんですね(^◇^;)
どうりで1日に左右に一本ずつ打つとか
凄まじいことをやるわけです(笑)
でもこれらが必ず子どもの健康を守ってくれます☆
きっちり時間をとって、接種してもらって、
自分と子どもの健康を守っていきましょう♪
何かの参考になれば、幸いです。