あなたは普段、子どもと同じ場所で寝ていますか?
いわゆる「ベッドシェア」です。
子どもと一緒に眠るのは親としては「当たり前」と考えるかもしれませんが、
一方で、睡眠不足や産後うつなどを引き起こす要因にもなりかねませんd( ̄  ̄)
今日は睡眠に関して興味深いことがわかったので
シェアのつもりで書いていきます。
・小さなお子さんをお持ちの方
・自分の睡眠に不満のある方
ぜひ最後までご覧ください☆
もくじ
子どもとのベッドシェアは無理しない方がいい。
結論から行きます。
子どもとのベッドシェアは無理しない方がいいです。
「子どもの隣で寝てあげないと可哀想!」みたいな論調は
いっさい無視しましょう☆
寝ている間だけでなく、
起きている間に
何を、どんな風にしてあげるか?がもっと大事です。
その準備のための睡眠を、
ないがしろにするのは
親・子ども双方にとってデメリットでしかありませんよd( ̄  ̄)
子どもとのベッドシェアの功罪
1.デメリット
プレジデントウーマンオンライン「川の字寝は知能が高まる」は本当か最新の研究が明かす「子どもは何歳から一人で寝るのがいいのか」によると…
(中略)ベッドシェアをすると、しない人に比べて、親の産後うつの割合が有意に高くなること、
睡眠の質が低くなることが報告されています。
また面白いことに父親がベッドシェアをした場合、睡眠の質が落ちることに加え、
覚醒時(起床時から夕方まで)のテストステロン(男性ホルモン。性欲を亢進するほか、
体毛の成長や筋肉や骨格を形成する)の値が有意に低くなることも報告されています。
産後うつの割合が高くなるのは注目ですね。。。
育休を取得する、しないにかかわらず、
産後すぐの期間には奥さんではなく、
パパが子どもと一緒に寝てあげると産後うつを回避できるかもしれません。
まぁ男性自身もテストステロン、落ちるんですけどね(笑)Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
想像以上の結果が出るんですねぇ。。。やばいなコレ。
なお、ベットシェアをしない理由の一つに「自立心の育成を促す」というのがありますが、
一方、ベッドシェアをしない多くの親が期待している「自立心の早期育成」については、
ベッドシェアの有無による影響がないことがわかっています。
一人で寝かせたからといって、
自立心が育つという科学的根拠はないってことですね(^◇^;)
2.メリット
先の記事には、ベッドシェアをすることのメリットも書かれています。
アメリカの研究によると、意図的に6歳までベットシェアをしていた場合に、
ベッドシェアをしていない人たちに比べて認知的スキル(知能など)が高かった
という報告がされています。また、幼児期(~6歳)まで親と一緒に寝て、
夜間の安心感が強くなることで、日中の行動がより自立的になるという研究報告もあります。
認知的スキルが高い、というのは驚きですねΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
6歳まで、と言うことはほぼ小学生までは一緒に寝てあげるのが
認知スキル的には正しいのかもしれません。
そして意外に思いましたが、
ベッドシェアをすることで、
子どもの日中の行動がより自立的になるんですねぇ。
3.ベッドシェアの功罪
親の産後うつ、あるいは睡眠の質の低下と
子どもの認知スキルの向上・日中の自立的行動を天秤にかけて、
バランスをとる、ということですね(⌒-⌒; )
もちろん、
どちらか一方だけでなく、
時によって片親だけでベッドシェアしてみたり、
あるいは子ども一人で寝かせてみたり、
状況を踏まえながら工夫してみることが大切ですね☆
ゆえしのリアル睡眠記録
まずはこれをご覧ください。
実は最近、apple Watchをレンタルして
1日の活動ログを取ってみています。
中でも興味深かったのが、この睡眠記録です。
日曜・月曜・火曜と3日間の睡眠記録が並んでいますが、
注目していただきたいのが日曜と火曜。
水色のバーの切れ方が全然違うのがわかると思います☆
- 1歳の娘の隣で就寝
- 2時過ぎに娘が夜泣きを始める
- それをあやしながら寝る
- その後ももぞもぞと娘が動き、気になる
- 部屋の端っこで就寝
- 妻が隣だがややスペースは空いていた
- ほぼ子どもの干渉はなし
火曜日の方がバーが途切れる回数が少なく、きっちり眠っているのがわかるのに対して、
日曜日のバーはご覧の通り、かなりの途切れ具合。。。
見た目に酷いですよね(泣)
やはりベッドシェアが睡眠の質を下げてしまうのは事実のようです。
改善策を考えてみる
1.寝る位置を工夫する
一番簡単にできるのはこれかもしれませんね。
やはり子どもが隣だと、どうしても寝相や夜這いにあう場合があります(笑)
極力子どもの干渉を受けないような場所で寝てみるのは、
今からでもすぐにできますね☆
ちなみに「【注意!】「川の字」になって寝ると自己中心的な子どもに育つ?子どもが寝る位置で性格が変わる研究についてご紹介」でも書きましたが、
子どもを真ん中で寝かせることによる、
性格的な問題もありますのでご注意を☆
2.片方の親が寝る部屋を変えてみる
生まれて間もない時期、
特に子どもの夜泣きがひどい場合、
夫婦の片方だけが別の部屋で就寝するというケースは
たびたび聞く話です。
もちろん、それだけの広いスペースがあるご自宅に限られますけどね(^◇^;)
これは部屋自体を変えてしまうのですから、
睡眠阻害にあう可能性は0です♪
しかし子どもと一緒に寝る役割と片方だけに押し付けていると、
負担が偏ってしまいます☆
睡眠不足や、うつの兆候に気をつけながら
交代でやるのが良さそうですね☆
3.子どもを別の部屋で寝かせる
フランスでは、子どもが早いうちから自分の部屋で寝かせるようです。
住宅事情もあり、
日本ではそれほど早いうちから一人で寝かせる文化は無いように思いますが、
これが出来れば一番良いんですけどね(笑)
プレジデントウーマンオンラインによると、世界の母子ベッドシェア率は以下の通りです。
欧米で言うと、フランスはむしろ母子が一緒になっているケースは高いですね(^◇^;)
イタリア・イギリスはかなり一人で寝かせる率が高いようです。
まとめ
✅子どもと寝床をシェアする功罪について解説
✅子どもとベッドシェアすると産後うつの割合が高まり、睡眠の質が低下する
✅男性がベッドシェアする場合、上記に加えテストステロンの値が低下する
✅子どもを一人で寝かせても「自立心の早期育成」ができる科学的根拠はない
✅意図的に6歳までベッドシェアすると認知的スキルが高まる可能性
✅日中の行動が自立的になるという報告もある
✅apple Watchの睡眠ログによると確かに子どもが横に寝ていると睡眠の質は低下する
✅対策として①寝る位置を変える②親が寝る部屋を変える③子どもを一人で寝かせる
✅いずれもメリット・デメリットがあるので状況に応じて臨機応変な対応を
いかがでしたか?
睡眠は誰にとっても大切なものです。
子育てが大変だからといって睡眠をおろそかにしていると、
やがて子どもにも悪影響があるかもしれません(^◇^;)
そんなことになる前に、
意識するとしないとにかかわらず、
夫婦で上手にバランスを取りながら
お互いにゆっくり眠れる環境を作っていくと
家庭内の平和が保てそうですね♪
何かの参考になれば幸いです☆
【参考】