「なんで勉強ってするの?」
「どうして勉強はしなくちゃいけないの?」
子どもの口から出てきて、返答に困る永久の問題がこれですね(^◇^;)
もちろん私も教育業界に身を置くものとして、
それなりに答えは持っているつもりです☆
ただし、この問いに唯一の”正解”はないと思います。
むしろ中途半端な回答は、子どもを迷わせることになるかもしれません。
ただ…
この記事は…
・プレママ、プレパパ
・子どもが勉強しなくて困っている方
・勉強の必要性について子どもに聞かれて困った経験のある方
に役立つ記事です。
もくじ
結論:不確実な世の中で「損をしないため」
正直、これからの世の中でどういう教育が真に正しいのか、私にはわかりません(笑)
ただこれだけは言えると思います。
常に”学び続けることのできる”者だけが、
どれだけ変わっていく世の中であっても、
その変化に対応し、損をせずに生きていけるはずだということ( ・∇・)
ユダヤ人の教えの中にも
「財産を奪うことはできるが、知恵を奪うことはできない」とされています。
勉強する習慣やその知識は、誰にも奪うことはできないのですねd( ̄  ̄)
これから世界がどうなっていくのかわからない。。。
1.世の中の変化スピードは上がっている
拙著note「堀江貴文著『将来の夢なんか、いま叶えろ』を読み、将来の教育のあり方について考えてみた」
でも触れていますが、
社会のあり方は、今日こうしている間にも大きく変わっていってます。
大学進学率は平成の30年で倍増、
一方で肝心の子どもたちは減少の一途を辿り、
いよいよ1学年80万人になりつつあります。
世界の時価総額ランキング上位50に日本企業が32社、
ベスト10に6社がランクインしていた
”ジャパン・アズ・ナンバーワン”と言われた時代は何処へやら?
よくも悪くも、すっかり時代は変わってしまっているのですd( ̄  ̄)
いっぱい勉強して、良い学校に入って、良い大学に行って、良い会社に入る。。。。
こんな人生の成功モデルは、もはや崩れてしまっているわけです。
2.AIの台頭・進化でコンビニですらバイトできなくなる
AI=人工知能がいま世界を変えつつある、という実感はあなたは持っていますか?
今は至る所でAIが使われていますよね。
『僕たちはもう働かなくていい』の中では
無人コンビニをはじめとする無人店舗は、
買い手の買い物スピードの向上や、
売り手の人件費の削減という点から、
いずれは世界中でどんどん広がっていくだろう。
と書かれています。
すでに日本でも実証実験が行われていますし、
あなたの街で見かける日も遠くないかもしれませんよd( ̄  ̄)
コンビニが無人化することの効果は、
もちろん人手不足の解消とともに、
高校生や大学生のバイト先(つまりお金を稼ぐ場所)の相当数が
無くなることを指しています。
「コンビニでバイトでもすっか( ´Д`)y━・~~」という発想は無くなり、
コンビニですら気軽にバイトできない世の中になるということです。
では、その先の社会ではどういう雇用が残るのでしょうか?
3.資本主義では「知っておくことで得をする」ことがたくさんある
義務教育では「お金」について触れることは一切ないですよね。
それどころか、高校でも大学でもそういったことに触れることはありません。
全部、家庭まかせ(^◇^;)
税金の仕組みや社会保障制度については、学校でももっと触れるべきだと思うんですがねぇ。。。(^◇^;)
そもそも大人になれば、何らかの形で社会に出ることになり、
多かれ少なかれ、税金や社会保険料を支払うことになるわけです。
税金は知らぬ間に取られているのに、
もらうときは自己申告で申請をしなければいけない。
まさに「知らなければ損をする」パターンの典型ですね☆
それなのに日本人の学びは少ない
日本人の”社会人”の学びは、先進国の中でダントツに少ないということを知っていますか?
日本人就業者の学習、自己啓発のための時間は1日6分であったことがわかっています。
「日本人は生産性が低い」と言われる所以はここではないか、
とする識者も少なくありません(-。-;
私自身にも言い聞かせていますが、
勉強少なすぎ!!子どもに胸はって「勉強しろ!」とは言えません(笑)
これは「自主的に勉強する習慣」のある人は少なかった、という証拠ですね(^◇^;)
とは言え、大人になってから急に学習習慣が身につくようなものではありません。
小さな頃から少しずつ育てていくのが「習慣」です。
勉強、というと硬いイメージがしますが、
「知りたいことを本やネットを使って調べる」という習慣を
小さな頃から身に付けさせておきたいですね☆
親は子どもの将来に責任を持てるのか?
どちらかと言えば、私も教育には興味がありますから
”熱心”と言われればそうかもしれません。
でも「こういう勉強をして、こういう中学・高校・大学に行ってほしい」という
希望はあまりありません(^^;;
一方で、子ども自身が自分の将来について
自分で決めることができるように色々なことを教えておいてあげたいな、
という気持ちはあります。
理由は2つ
①自分で決定した選択は、学歴や年収以上に幸福を感じるポイントになるから
②最低限の知識がないと、決めることさえできないから
結局のところ、親は自分の子どもに「幸せになってほしい」が究極の願いです。
幸せにさえなってくれたら、バンザイな訳です♪
ただし、学歴や年収で幸せになるとも限りません。
実はそれ以上に大きなポイントが
「自分に選択する機会があったかどうか?」だと言われています。
自分で決めた選択は誰のせいにもできないですし、
他の誰でもない、自分だけが幸せに感じる道なのかもしれないですよね(^◇^;)
↓参考動画(リベラルアーツ大学「不幸になりたくない人 これだけは守れ」)
それに結局、子どもの将来の責任を親は負うことができません。
最後は自分でやるしかないのですから。
それならいっそ「魚の取り方(知識・スキル)」は教えてあげて、
どんな魚を取るのか?また何処で取るのか?どのくらい取るのか?は
子どもに任せたい、というわけです。
まとめ
✅不確実性の高い世の中で、役に立つのは「知識」と「勉強習慣」
✅今後、変化のスピードは増していく
✅AIの進化で将来の雇用もどうなるか予想がつかない
✅世の中は「知っておくだけ」で得することがある
✅自分で決められる機会があることが、幸福感につながりやすい
✅知識がなければ正しい選択もできない
✅その下地を作ってあげることこそが親のつとめ
いかがでしたか?
私たち親が持っている進学や成長のイメージは、
常に古いことを意識しなければいけませんd( ̄  ̄)
自分たちだって、親から何か言われたときに
「それはお母さん(お父さん)の時代の話でしょ??!」と反発した人もいますよね??
それと同じです(笑)
私たちが判断するのではなく、
自分で判断できるような教育を。
それが、子どもが自分の足でしっかり立って
生きていくための方法です。
何かの参考になれば幸いです(^∇^)