つい先日のこと、
実家の母と「お年玉」について話をしました。
昨年末にコロナ禍で帰省ができず、
「どうやってお年玉を渡そうか?」ということで
ヤキモキしていた人が多かった、というニュースがありました。
その時は
現金で渡したい or キャッシュレス決済でも良い
の2つの派閥に分かれての議論でした。
私自身も、娘の小学校入学を1年後に控え、
子どものマネー教育について考える日々が続いています(⌒-⌒; )
そんな中、こちらの動画を拝見しました。
・小さなお子さんをお持ちの方
・将来子どもを持ちたい方
これからの時代を生きる子どもたちに、
最適なマネー教育をと考えているあなたに、
何かヒントになると思います。
ぜひ最後までご覧ください☆
もくじ
人間、実践してみないとわからない
結論から行きます。
投資に限らずですが
「やっぱり人間、やってみないとわからないよなぁ」ということ。
子どもに投資をさせるのはなかなかハードルが高いですが、
そうでなくても、適切なマネー教育はできそうですd( ̄  ̄)
そもそも、親がきちんとマネーリテラシーを高めねば。。。(⌒-⌒; )
前提:厚切りジェイソン氏
そもそも、厚切りジェイソン氏をただのお笑い芸人だと思っている方、
ちょっと待ってくださいd( ̄  ̄)
彼は「お笑い芸人 兼 IT企業役員」なんですね。
企業役員を務めているだけでも相当すごいですが(笑)
さらに彼はFIREしているそうです。
「経済的自立・早期退職」という訳語を当てられることが多い。
アメリカでブームになっている動きの一つ。
もともと彼は「自由が欲しい」と言って、
稼ぎ始めた頃から収入の80〜90%を投資や貯蓄に回していたそうです(⌒-⌒; )
もちろん収入の大きさも一般人と比べて大きいのも、それができた理由だとは思いますが、
なかなかできることじゃないですよね。
そして30代に入った頃、経済的自立、
要するに「働かなくても資産からの収入によって生活できる状態」を達成したそうです。
この背景を知っていると、
厚切りジェイソン氏を見る目が変わってきますよね。
↓ 詳しくは両学長の動画でも解説されていますよ♪
ジェイソン氏が語るお金の教育
1.転売について
これは、目から鱗が落ちた瞬間でした(^◇^;)
彼がとあるテレビ番組に出演し、当時問題になっていた「転売ヤー」について
コメントした時のこと。
「なんで転売が悪いんですか?
価値あるものを買って、それをより高く売るのは商売の基本ですよね。」
続けて彼は、こうコメントします。
「僕は子どもに“そのチケットを10枚買って、10%の利益を乗せて全部売れば、
自分はタダでそのチケットを買えるよ”って教えますね( ・∇・)」
「なんちゅう発想や!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ」と衝撃を受けましたね(笑)
まぁこれは転売の良し悪しは別として、
「さすがアメリカ育ち!そもそもの考え方の原点が日本人と全く違う!」と思いました。
2.お年玉について
上で紹介した動画で彼はこう言っています。
「お年玉をあげたら、何に使ったのかを口座みたいなメモ帳に書いて、
年末になったらその残高に対して1割の利子を僕は渡します。」
私はこれ「なるほどなぁ」と感心してしまいました(笑)
子ども自身に投資をやらせるのは(年齢にもよりますが)
なかなかハードルが高いですよね。。。
でも「お金がお金を増やす」という原理も理解してほしい。
それも銀行口座だとなかなか実感できないでしょうけど、
直に親から現金でもらえるなら、
年末までのお金の使い方を考えるきっかけになりそうですよねd( ̄  ̄)
これならできそうだし、やってみようかしら。。。?
3.普段の生活における教育
また動画の中でジェイソン氏は、
「道を歩いていたら自動販売機があります。ここでジュースを買うと160円かかります。
でも家まで待てば、3倍の容量のやつが半額で買ったものがありますよね、みたいな話をしますね。」
ここまでだと「ただの節約話か( ´Д`)y━・~~」となりそうですが、
そうではありません。
「この(差額の)80円を年末まで貯めておけば、8円の利益になりますよね。
(中略)ほぼ10円として1年間貯めれば4000円くらいの利益になる。」
かぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
こんな教育してる人、周りにいますか??(笑)
少なくとも私の周りにはいないです。
この話はマシュマロ実験の「非認知能力」につながるところがありますよね。
(拙著note「“非認知能力“が人生を左右する。学力は非認知能力を高めた結果。」)
非認知能力の中でも「自制心」は最も大事な能力の一つです。
要は「いま少し我慢すれば、将来もっと大きな利益を得ることができる」ということを、
感覚的に体験させることにもつながります。
日本人は「苦労は買ってでもしろ」「いま勉強を頑張れば、将来明るい」みたいな
“精神論のみ”で語りがちですが、
こういうやり方もあるのかもしれないですね( ̄∀ ̄)
日本の公教育でもマネー教育が始まる
動画中でも紹介されていますが、
2022年より、高校の家庭科において
投資信託を含めた授業が始まることになっています。
「本当に高校の先生が金融教育を教えられるのか?( ´Д`)y━・~~」という疑問はさておき、
日本全体としてもようやくマネー教育の重要性を感じ始めたのかもしれません。
高校生といえば、そろそろ自分でお金の管理もできて欲しいところ。
そんな中、高校1年生の娘に3年間のお小遣いがわりに100万円を一括であげた家庭のお話が↓
ファンファン福岡「子どもの携帯代が高いと思う方へ ~私は、100万を高1娘に投げました~」
実際にやるかどうかは別として、非常に参考になるお話です。
このご家庭では、途中に困難もあったものの、
娘さん自身がもらった100万円を計画的に3年間で消費し切った!という
ハッピーエンドで締め括られています。
大学生で一人暮らしを始めたい!という子であるなら、
逆に高校生の段階で、こうした体験をさせておくことに相当意味はありますよね。
まとめ
✅厚切りジェイソン氏に学ぶ、子どものマネー教育について解説
✅マネー教育も「やってみる(体験する)」ことが一番大切
✅厚切りジェイソン氏は30代にしてFIRE(経済的自立)を達成しているマネーの鬼
✅彼が子どもにどんな教育をしているのか?
✅転売について:1割の利益を載せて販売すれば自分はタダでチケットが手に入る
✅お年玉について:年末時点での残高に対して1割の利子を支払っている
✅普段の生活で:いま使うのと、残しておいて利子をもらうのとでどう変わるかという話をする
✅これは「マシュマロ実験」に代表される非認知能力(自制心)を鍛えることにもつながる
✅2022年には高校でも金融教育が始まる
✅高校生は自分でお金の管理ができるようになってほしい。
✅一括で渡した福岡の家庭の例
いかがでしたか?
マネー教育は、正直「家庭の金融リテラシー」が全てです^^;
つまり、親であるあなた自身の金融リテラシーが、ほぼそのまま子どもに反映されていきます。
子どもに高い金融リテラシーを持って欲しいのなら、
まずは自分自身が勉強せねば、ですね☆
何かの参考になれば幸いです♪