【スマホ育児・テレビ子守】長時間のテレビ視聴が幼児に与える影響と上手な付き合い方を解説

子どもと家にいると1日の中で夕方(5〜7時ごろ)が最もカオスです(⌒-⌒; )

我が家には1歳児と5歳児がいるのですが、

夕食を作ろうとキッチンに立つ私の足元で、

1歳児が何かギャーギャーと騒ぎ立て、

一方で5歳児は「ねぇねぇ、おとーさん、マジカルバナナやろう♪」と言い出す始末。。。

 

「だから!お父さんはいま夕飯作っとるんじゃあ!!\\\٩(๑`^´๑)۶////」

 

「この状態で夕飯を作るのって無理ゲーじゃね??」と

軽く絶望しました(⌒-⌒; )(笑)

 

そんな時にテレビやスマホはめちゃくちゃ役にたちますよね?

5歳児は少なくともみている間は静かにしていてくれますし、

1歳児も一緒に見たり、

なんか気が紛れるような感じで過ごしています。

「だけど“スマホ育児”って言うくらいだし、あんまりよくないのかな??」と

思ったので、調べてみました。

こんな方に役立つ記事です
・プレママ、プレパパ
・2歳までの子育て中の方
・将来、子どもを持ちたい方

ぜひ最後までご覧ください。

2歳児までは長時間視聴はオススメできない!しかし…

結論から行きましょう。

テレビやスマホ動画は0〜2歳児に長時間見せるのはオススメできない。

一方で、背に腹は変えられない場面もあるが、

「対話的共有視聴」をすることによって、悪影響をカバーすることができる。

 

要は「使いよう」ってことですねd( ̄  ̄)

2歳児までに長時間視聴がオススメできない理由

1.米国の研究

脳科学者の西剛志氏によると…

7〜18ヶ月の赤ちゃんは『テレビを見る時間が長いほど言語の発達が遅れる』という
驚きの事実が分かってきました。「セサミストリート」という有名なテレビ番組も
3〜5歳については教育効果があるそうですが、赤ちゃんの場合は言語の発達が遅れることが
報告されています。

「脳科学的に正しい 一流の子育てQ&A」より抜粋

なんか、テレビでいろいろな人が喋っているのを見ると、

語彙力がつきそうな気もしていたのですが、そうじゃないんですね(^◇^;)

ちなみに「セサミストリート」って教育効果があるんだ??

 

2.欧米での対応

同氏によれば、

フランスでは最近、赤ちゃん向けのテレビ番組が禁止されたそうです。

さらに、

米国小児学会(AAP)は「2歳までのテレビ視聴は奨励しない」と勧告しています。

と述べています。

「禁止」に「奨励しない」というかなり強い表現が使われていますね。。。。^^;

日本でここまでの強い論調でテレビを奨励しない人はあまり見ませんが、

私たちが思っている以上に影響を与えるものなのかもしれません。

とはいえ何もないのも難しい。。。

普段の家での生活であれば、

お気に入りのおもちゃがあったり、

絵本があったりで多少ごまかすことはできるでしょう。

 

しかし!

旅行などの長距離移動中は、スマホなどで動画が見せられると

とっても落ち着いてくれるのもまた事実。。。(^◇^;)

上の娘の時には結構やってたなぁ。。。。

 

背に腹は変えられない時ってありますよね(-。-;

西先生も

「完全に無くすことは難しいかもしれませんが、

2歳までは長時間テレビを見せることはあまりお勧めしません。」とのこと。

適度な付き合い方が大事ってことでしょうかね。

上手な使い方はないのか?

「このままだとテレビもスマホ動画も“悪”になりかねない。。。

だけど、本当に悪いことばかりなのか??」

 

そんなことを考えながら探ってみると、

日経デュアルのウェブページに、ちょっと古いですが(2014年)こんな記事がありました。

メディアが子どもに与える影響を研究しているお茶の水大学教授の菅原ますみ氏によると…

実は子どもにテレビを効果的に見せるための研究も行われていて、そのなかで「対話的共有視聴」が注目されています。

これは、子どもとテレビを一緒に見てそれを会話の道具にするというものです。対話的共有視聴は絵本と同様に、幼児の語彙量を増やす効果があります。

――どのように会話をすればよいのですか?

菅原 例えばテレビの登場人物を指して、子どもに「●●ちゃんどうしてた?」など対話的な質問をするようにします。そうするとテレビへの集中力が上がり、語彙や情報をインプットしやすくなります。

日経デュアル「テレビ子守」子供への影響は小さい? より抜粋

2歳くらいなら、この問いかけに対して確かに返答してくれそうですよね。

そうか、結局「ながら見」のような

漠然と、受動的に見続けることがよくないんでしょうかね??

また菅原氏はこうも述べています。

例えば言葉の発達ですが、テレビを長時間見ていても見ていなくても、絵本を多く読んでいる子どもであれば、その子どもが発する語彙量は増えます。

逆に言えば、テレビを見ていない家庭でも、絵本を読んでいる時間が少なければ、子どもの語彙量は増えません。(中略)

絵本がなぜ子どもに対する影響力が強いのかというと「集中して読む」からなんです。それと同じ形で、テレビにも接すればよいのです。

日経デュアル「テレビ子守」子供への影響は小さい? より抜粋

 

そうなんですね。

やはり道具は使いようで、

薬にも毒にもなりうる、ということかもしれません。

拙著note「父親の“読み聞かせ“が子どもに与える影響」でも

本の読み聞かせ方による、子供への能力発達の影響について記事にしました。

本はいろいろな側面でプラスがあるのですが、

これも使い方によってだいぶ効果が違いますものね☆

まとめ

✅テレビやスマホ動画が幼児に与える影響について解説
✅0〜2歳児のテレビの長時間視聴は、言語の発達が遅れる可能性がある
✅フランスでは幼児番組は禁止されており、米国小児学会も2歳までのテレビ視聴を奨励していない
✅一方で、お茶の水大の菅原氏はテレビの視聴時間そのものは影響を与えないと述べる
✅テレビの「対話的共有視聴」をすることで語彙力を増やすことができる
✅絵本も読み方、聞かせ方によって効果は異なる

いかがでしたか?

実は我が家にはWi-Fiというものがなく、

以前別件で携帯のショップに行ったときにその話を店員さんにしたら、

「お父さん、Wi-Fiはあったほうがいいですよ。

お子さんも小さいですから、タブレットで動画とか見せられますよ。」

と言われたことがありました。

 

もちろん営業トークだということは百も承知の上ですが、

「あの時契約してなくてよかった〜」と思っています(笑)

まぁテレビがあったら同じですけどね(⌒-⌒; )

便利なのはいいことですが、

便利すぎるのも考えもの、ということですね☆

何かの参考になれば幸いです♪

 

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