「なんか名前は聞いたことある!」という方も
「ん〜、全然知らないなぁ。。。」という方もいらっしゃるかもしれませんね^^;
一言で言うのなら、
いずれも日本社会の“トップの頭脳を育てている受験塾”と言えるでしょう。
この2つの塾の真実について書いた本がコチラ↓
私自身も通ったこともないですし、
勤務したり、
中に入ったことさえありません^^;
そういう意味ではこれまで全くの「未知の世界」だったわけです。
ただこの本を読んで、
「やっぱり塾っていうのは、本人に“合ったところが一番”」だという思いを強くしました。
・子どもの塾選びに迷っている方
・子どもを進学校へ行かせたい方
今回の記事を読めば、塾選びの本質が見えてきますよ。
ぜひ、最後までご覧ください☆
もくじ
塾は実績では決まらない。数字ではなく、自分の子をしっかり見て決めよう。
結論から行きます。
塾選びは実績だけでは決まりませんd( ̄  ̄)
塾に通う目的と、
通う本人の能力・性格を加味した上で、
慎重に選んでください。
親が数字だけに踊らされてしまうと、
親子ともども、あまり良いことにはならなそうです。。。(^◇^;)
前提:SAPIX・鉄緑会とは?
まず、この2つの塾について簡単にまとめておきましょう( ・∇・)
✅21年度東京男子御三家の実績は、開成269・麻布207・武蔵61
✅21年度東京女子御三家の実績は、女子学院145・桜蔭160・雙葉54
✅授業スタイルはアクティブラーニング
✅討論型・生徒自身に考えさせ、授業で初めて習う
✅その代わり宿題が大量であることで有名(「超復習型」とも呼ばれている)
✅講師はほぼ全員が東大卒・東大院卒の専門講師か現役東大生で成り立っている
✅中学内容の数学を中学1年生時点で終了させるほど進度が早い
✅鉄緑会の「指定校」になっているごく一部の進学校の生徒は、中1の入会時のみ入会テストが免除
(鉄緑会HPより引用)
✅その他の学校は、厳しい入会テストを通過しないと入会すらできない
✅21年度の東大合格実績は412名(代々木校のみからの実績)
少しはわかっていただけましたかね??(^◇^;)
とりあえず「とんでもない塾だ!!」ってことを知ってもらえたら大丈夫です(笑)
SAPIXや鉄緑会はすごい!でも気をつけなければいけない点も。
1.実績は間違いなく日本一
ご覧いただいた通り、この2つの塾は間違いなく合格実績が日本一です。
鉄緑会に関しては、東大は412名ですが、
その他に国公立大学の医学部に349名の実績があります(^◇^;)
国公立ということは、一人の優秀な生徒がいくつもの合格をとっているわけでもありませんしね。
とてもじゃないけどおいそれと追いつける数字じゃないですね。。。
2.ついていけるかは本人次第
SAPIXも鉄緑会も、勉強の進度は半端じゃありません(⌒-⌒; )
ゆえに「ついていくことすらできない」子が多数存在しています。
仮についていけたとしても、
- 家で深夜まで宿題が終わらない
- 学校の授業中に鉄緑会の宿題をやっている
3.一方で、楽勝な子もいる
強調したいのは、実はココですd( ̄  ̄)
2でお伝えした通り、
めちゃめちゃ大変な塾ではあるのですが、
本書の中に出てくるSAPIXや鉄緑会のOB・OGの中には、
✅「中学の時はやる気がなくて全然宿題をやっていなかった」
✅「というか、塾自体も休みがちだった」
という子もいるんですね(⌒-⌒; )
「ほら!あんまり勉強させすぎてるから、グレちゃったんじゃないの??」
と心配になる方もいるかもしれませんね(笑)
確かにそういう時期もあったかもしれませんが、
少なくとも本書に出てくるOB・OGは、しっかり現役で東大に合格しています♪
つまり「そういう子(できる子)も世の中には確実にいる」ということがわかります。
4.では、自分の子は?
東京の超難関中学に合格したSAPIX生の親子は、
合格発表の帰りのその足で、
鉄緑会への入学申し込みを済ませに行く子も多いそうです(⌒-⌒; )
鉄緑会には先ほどご紹介したように「指定校」制度があるからですね。
まぁ、SAPIX→鉄緑会の流れが、
首都圏における東大合格の「王道ルート」と
認識されているのは間違いありませんd( ̄  ̄)
しかし、です。
「頑張ってせっかく入った夢の志望校の授業中に
塾の宿題をやらなければいけないような環境って、
本当に幸せなのか?」と
私なんかは思ってしまいます(⌒-⌒; )
ついていけない子はどうしているのか?
「SAPIXや鉄緑会についていけなかったら、どうするの?」という
疑問が湧いてきますよね??(⌒-⌒; )
これには大きく分けて、2つの方法があります。
✅1つ目は「別の個別塾などを併用して、SAPIX(鉄緑会)に通い続ける」、
✅2つ目は「そもそも別の塾に転塾する」です。
1つ目は、いわゆるダブルスクールという形ですね。
SAPIXや鉄緑会で習った内容を、
個別塾できっちり教えてもらって、理解し、宿題などを行う。
人によっては「そこまで通う意味ある?」と思われる方もいるかもですが、
実際、東京の進学校に通っている子の間では、それほど珍しいことではないようです。
2つ目の方が、一般的には納得できるのでは無いでしょうか(⌒-⌒; )
「ついていけないのだから、その塾にこだわる必要ないよね?」ってことです。
しかし、踏み切れないケースもあるようですね。
本人のプライドなのか、
はたまた親のプライドなのか、
余計なプライドが邪魔をすると、
ナンバー1ブランドを捨てて、別のところに行く不安などもあるようです。
超進学塾は悪なのか?
1.集団塾は最高のペースメーカー
とは言え、集団の進学塾にもメリットはたくさんあります☆
その一つがこの「学習のペースメーカー」という点です。
SAPIXは基本、中学受験で必要な単元学習は、小学5年生の2月までに全て終えています。
(公民分野を除く)
小6生の1年間では、全て受験対策に費やすわけですね^^;スゲー(笑)
また鉄緑会でも高1くらいまでに英語・数学などは高校内容を全て終えていて、
他の教科や受験対策をやっていくペースでカリキュラムが組まれています。
受験の学習ペースについては、塾にさえ通っていれば何も考えなくても良い、
と言えそうです。
2.ついていける子にとっては勉強負担が楽になる
だから「鉄緑会のペースで普通にやれば、東大に合格できる」という実感が、
生徒たち自身で湧いてくるそうです。
以前も書きましたが、超進学校ほど実は学校で受験対策をやっていなかったりします。
しかし、鉄緑会に入っている子たちは、
ハイペースで学習を進めているため、
「学校の授業はほとんど復習」になり、ゆとりを持って授業や宿題に対応できるそうですd( ̄  ̄)
学校の勉強にゆとりができ、
志望校(東大)に合格できるなら、
それはありがたいことですよね☆
まとめ〜自分の子にとって“合う”ならOK!塾は活用してナンボ〜
✅塾は実績だけで選んではいけない。自分の子にとって合うかを見極めよう。
✅SAPIXや鉄緑会の実績は、間違いなく日本一
✅ついていけるかは本人次第(能力、努力)
✅一方で、楽勝な子もいる
✅個別塾を併用したり、そもそも転塾も視野に入れよう
✅余計なプライドは、苦しくなるだけ
✅進学集団塾のメリット①「学習のペースメーカー」
✅進学集団塾のメリット②「ついていける子にとっては勉強負担が楽になる」
いかがでしたか?
誤解の無いようにしておきたいのですが、
今回の記事はSAPIXや鉄緑会が悪い!という意図は全くありません。
SAPIXや鉄緑会のおかげで、志望校に合格できた!という喜びの声もたくさんあると思うからです。
ただ、せっかく入った憧れの学校の授業中に
塾の宿題をやらなければいけないような状況って、
「それ、無理しすぎてないか?(⌒-⌒; )」
という疑問が単純に湧き上がってくるわけです。
私個人としては、
塾を「東大合格のための手段」として割り切っていて、
サボったり、
絶妙に手を抜くくらいの要領の良さがある方が良いですね(笑)
実際、本書の中にもそういう子が登場してきています。
「要領ええな〜(笑)」みたいな(^◇^;)
「自分の子にそれができるのか?」を、見極める必要があるかもしれませんね☆
真面目すぎると、空回りしてしまうかもしれません。
何かの参考になれば幸いです♪