【プレパパ必見!】父親が育児に積極的に関わるべき科学的根拠

「納得」。

その一言に尽きます。

一般に子育ての大変さについて語るときには

「お母さん(妻)が大変だから助けてあげよう。」という論調が多いですよね。

もちろん、それはそれで正しいんですよ?

しかし子育てを大変と感じるのには、

個人の“感情論”ではなく、

きちんとした科学的根拠があったんです(⌒-⌒; )

 

ママは悪くない! 子育ては科学の知恵でラクになる

ママは悪くない! 子育ては科学の知恵でラクになる

  • 作者:NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」取材班/ふじい まさこ
  • 出版社:主婦と生活社
  • 発売日: 2016年12月16日頃

今回の記事では論理的思考が得意な男性こそ

子育ての大変さがすっと腑に落ちる内容になっています。

こんな方に役立つ記事です
・プレママ、プレパパ
・将来子どもを持ちたい方
・小さなお子さんをお持ちの方

特に「これから子育てが始まる!」という方には超絶オススメできる内容です♪

ぜひ最後までご覧ください☆

子どもは「みんな」で育てるべき。頼れるものは、頼りまくろう。

結論からいきます。

子どもというのは親だけが育てるものではありません。

そもそも他人に自分の子どもを預ける「共同保育」をするのが

人類という生き物のようです。

 

核家族化が進んだ現代のおいては

「せめて父親くらいは積極的に関わるべき」ですd( ̄  ̄)

 

ただし、父親自身も自分だけで抱え込みすぎず、

頼れるものは、がっちり頼っていきましょう♪

親が笑顔でいることが、子どもにとって最良のはずですよね☆

男性こそ育児に積極的に関わるべき4つの理由

1.人間は「共同保育」を進化させてきた

「なぜ子育てはこんなにも大変なんだろう?」

こんな素朴な疑問を持つところから、本書の企画がスタートしています。

子育てをしたことがある人なら誰もが一度は思ったことがある疑問ですよね(⌒-⌒; )

 

本書では、その理由を「人間の進化の仕方」から説明してくれています。

(「ママは悪くない!子育ては科学の知恵でラクになる」より引用)

 

もともと人間は他人に自分の子どもを預けながら育てる

「共同保育」という形をとって進化してきたんです。

出産後の女性たちが孤独を感じやすくなるのは、

女性ホルモンである「エストロゲン」が出産後に急激に減少することが要因だそうです。

そして孤独を感じさせることで共同保育を促している、と考えられています。

 

つまり産後の女性たちが孤独や不安を感じるのは、

弱いからでもなく

心配性だからでもなく、

本能に刻み込まれている自然な現象だった、ということですd( ̄  ̄)

 

2.共同保育がかなわない日本

ここで考えるべきことは、

産後の女性が「家でたった一人で子どもを育てている」のがこれほど多いのは、

核家族化が進んだ現代ならではの現象だということです。

(「ママは悪くない!子育ては科学の知恵でラクになる」より引用)

そして核家族化に伴ってパートナーは仕事に行くため子育てに頼れず、

日本においてはベビーシッターなどの普及も欧米各国に比べかなり低い。。。。と。

 

日本のママたちが子育てに苦労するのは、もはや当然、ということでしょうか(⌒-⌒; )

 

3.敵か味方かを明確に区別する「オキシトシン」

あなたは「オキシトシン」と聞いてピンとくるでしょうか?

「愛情ホルモン」とも呼ばれる物質で、リラックスした気持ちで肌を触れ合うことにより、
双方の脳内に分泌します。たとえば親子なら愛着関係を深める(中略)

あそびのもりONLINE」 より抜粋  桜美林大学教授 山口創

このオキシトシンが、

子を持つ男性の運命を決める、と言っても過言ではないくらい大事なものだったんです。。。(^◇^;)

いいですか?ここからが超・重要なポイントですよ。

 

チャップマン大学心理学部准教授ジェニファー・A・ハンホルブルック氏によると、

オキシトシンは(中略)逆にその愛情や絆を邪魔する相手には攻撃性を強める働きをすることがわかってきました。
たとえ夫でも育児に非協力的だと攻撃の対象になり、夫婦関係の破綻を招くことになるのです。

「ママは悪くない!子育ては科学の知恵でラクになる」より抜粋

ちなみにオキシトシンは子どもと触れ合うことによって分泌されます。

母親が育児を主に担当している場合、

母子双方にオキシトシンが分泌されて愛情を深めていく一方で、

非協力的な第三者に対しては”攻撃の対象”になりやすい、という訳です☆

4.オキシトシンの効果は長い

「熟年離婚」って聞いたことありますよね?

結婚して子供が産まれて、

その子供たちが一人前になって巣立っていった後に、

離婚してしまうことです。

なぜ、長年連れ添った夫婦が離婚してしまうのでしょうか?

(「ママは悪くない!子育ては科学の知恵でラクになる」より抜粋)

 

「産後の恨みは忘れられない」というのは

個人の性格の問題ではなく、

これもオキシトシンというホルモンの作用が大きく関わっていた、ということですd( ̄  ̄)

 

拙著note「育休親父の野望〜娘から好かれるための科学的方法〜」の中で

オキシトシンについて触れていますが、

あくまでも愛情ホルモンの一面しかわかっておりませんでした(^◇^;)

オキシトシン、すごい深いですな。。。

父親が味方認定されるには?

ここからは父親であるあなたが「味方認定」をされるために

できることを考えていきます(笑)

1.父親が育児に向いていないと思われやすい理由

一般的に父親は、育児に向いていないと思われがちです(^◇^;)

その理由の一つとして、本書では「男女の脳の違い」を挙げています。

理化学研究所脳科学総合研究センターの黒田公美さんによると…

母親のほうが、どうしても子どもの声に対する反応が速いので、
母親は、その反応の速さと反応の仕方をお父さんにも求めてしまう
でも、お父さんにはそれができないので、それが母親のイライラの原因に
なってしまうことがあると考えられます。

「ママは悪くない!子育ては科学の知恵でラクになる」より抜粋

夜泣きに対して

  • 即座に反応できる母親 と
  • 気づかずにそのまま寝入ってしまう父親

あるあるですよね(⌒-⌒; )

でもこれも男性側の性格の問題でも、

仕事の疲れの問題でも無いかもしれません。

ただし、この違い自体は、男女の脳の違いに基づくものなので、

正直どうすることもできません(^◇^;)

 

2.男性が“父親”になるために

よくネット上で「ウチの旦那、父親としての自覚が全然できてない!」

というようなTweetを見かけます。。。(^◇^;)

これは男性側の性格の問題なのでしょうか?

 

答えはNOですd( ̄  ̄)

 

女性は「妊娠・出産」という大イベントを経て、

ホルモンによる身体の変化もあり、

否が応でも「親になる」準備ができてきます。

一方で男性側にはそれがありません。

 

男性側がそれを補うには、

「産まれてからの子どもと触れ合う機会をできるだけ多く作る」ことしか無いようです。

(「ママは悪くない!子育ては科学の知恵でラクになる」より抜粋)

よって、男性は「産まれてからどれだけ子どもと接したか?」が

父親になる要素と言えそうですねd( ̄  ̄)

仕事と育児の両立は難しい

「そうは言うけどさ。。。仕事と育児の両立って大変なんだよ。。。(-。-;」

と言う声が聞こえてきそうですね。。。

わかります。わかりますよー☆

 

まぁ正直言うと、

仕事をフルでやりながら、

子育てを完璧にやるのは

けっこう無理ゲーです(^◇^;)

 

私の親戚でも

  • 夜遅くに仕事から帰ってきて、
  • 0時ころに床に入り、
  • 朝5時に起床して洗濯機を二度回す、
という方がいます。

 

もちろんライフスタイルは人それぞれですが、

パーフェクトを目指すのではなく、

「頼れるところは、頼る」

これに尽きるんじゃないか?と思っています。

 

冒頭にもご紹介した通り、

人類は「共同保育」を編み出し、それを可能にした生き物です。

 

保育園・公的サービス・ベビーシッター・両親・時短家電 etc….

どんどん使って、

親も子も笑顔でいられるように心がけましょう♪

まとめ

✅男性こそ積極的に育児に関わるべき理由について解説
✅人類は「共同保育」を編み出した唯一の生物
✅共同保育が叶わない日本の現状
✅敵か味方かを明確に区別するオキシトシン
✅オキシトシンの効果は長く続く
✅父親が育児に向いていないと思われがちな理由は「男女の脳の違い」
✅子どもに触れ合う機会を増やすことで「父親」になるのが男性
✅仕事との両立は本当に大変
✅「共同保育」の考え方を元に、頼れるものは頼っていこう

いかがでしたか?

私も今までいろいろな書籍やネットの記事を読んできましたが、

それがの情報が一つにまとまった気がしました(^_^)

人間の営みには、きちんと理由があるんですねぇ。。。

 

最後に本書のまとめの一部をご紹介します。

「子育ての仕方」という意味では、

人類の悠久の歴史の中でつい最近、変化したわけです。

その変化の過程の最中に、私たちはいるわけですね。

そりゃ、大変なわけですわ(^◇^;)

あなたの子育てに、何かの参考になれば幸いです♪

 

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