竜宮城は現代の“メイドカフェ”??どんなものからも学びを得る!日本昔話編

あなたはお子さんに読み聞かせをしていますか??

我が家では拙著note

子どものディスカッション力を上げる。タルムードで子どもと議論してみた:「きつねと葡萄畑」編』で、

書いたように、毎日のように何か本を読んでいます。

家のある本の中に「日本むかしばなし」が結構あるのですが。

みなさん、コレをなんとな〜く読んでいませんか?

どんなお話でも何か教訓があるはずです。

私たちはそれに気づいていないだけ(^^;;

この記事を最後まで読めば、日本昔話の2つのお話について、

子どもの頭に残してあげられる教訓のヒントが見つかりますよ♪

ぜひ最後までご覧ください。

 

この記事は…

・プレママ、プレパパ
・お子さんが小さい方
・ふだん読み聞かせをしている方

に役立つ記事です。

おことわり

あらかじめお断りしておきますが、

ここから述べていくお話の「解釈」は、

著名人の話を参考に、ゆえし本人の解釈をしております。

よって“話の趣旨と違う”ということがあるかもしれませんm(_ _)m

あくまでも参考程度にご覧いただければ幸いです☆

どんなお話も読んで”考える”ことで学びが得られる

小さな子への読み聞かせは、脳の発達や言葉の習得にもとても役に立ちます。

(参考note「父親の”読み聞かせ”が子どもに与える影響」)

しかし、せっかく読み聞かせをするのなら

お話について子どもと

「どう思う?」「こういうことが伝えたいんじゃない?」など、

議論をしながら話ができると子どもへの刺激にもなりますよね( ・∇・)

 

父親による読み聞かせのメリットは「経験を交えながら読む」ところだと言われています。

今の社会と絡めながら、子どもにとっての学びを引き出せるヒントにしてみてください。

日本むかしばなし その①〜うらしま太郎〜

日本人なら知らない人はいないであろう、「うらしま太郎」。

「このお話にどんな学びが??(・・?)」と不思議に思っていませんか?

 

1.「竜宮城はメイドカフェ?」の謎を解き明かす

金八先生こと武田鉄矢さんが以前テレビで話されていたのですが、

「浦島太郎は、現代の若者に似ている」。

 

カメを助けたところまでは良いのですが、

連れられて行った先の竜宮城が問題だと述べています。

竜宮城では、きれいな方や魚たち?の接待で

飲めや、歌えやの大宴会☆

とにかく時間も忘れて楽しむ浦島太郎。

武田氏曰く「メイドカフェで楽しむ現代の若者たちとそっくり」とのこと。

↑まさにコレ(笑)

ふと置いてきてしまった父のことが気にかかり、

乙姫さまに別れを告げて戻ってきます。

 

2.時間を大切にしなかった報い

そしてお土産にもらった「玉手箱」。

コレがポイントですよね〜(^◇^;)

故郷に帰ってきて、村がすっかり変わってしまい、

知り合いも家族もいない状態に絶望した浦島太郎がとった行動は。。。?

 

あなたも知っているはずですねd( ̄  ̄)

そう、「玉手箱を開けてしまう」です。

玉手箱を開けると、中から白い煙がもくもくとでてきて、

若者であったはずの浦島太郎は、すっかり老人になってしまいます。

 

武田氏によれば、

「竜宮城で後先考えず、ひたすらに遊んで暮らした結果、
浦島太郎はあっという間に歳をとってしまった。
私にはコレが現代の若者に重なって見える。」

とおっしゃっていました(^◇^;)

そのテレビを見ていた当時、まさに若者であった私は、

なんだか「ゾクッ」としたものです。。。(-。-;

いや、メイドカフェで遊んではいないですよ!(笑)

 

いまの楽しさにばかり目を奪われていると、

あっという間に時間が経ってしまう、

という学びですね。

 

日本むかしばなし その②〜さるかにばなし〜

2つ目は「さるかにばなし」です☆

私が小さな頃は「さるかに合戦」と言っていましたけどね(^◇^;)

 

1.”さる”と”かに”の違い

話の中で、さるはお腹を空かせて、

かにの持っているおにぎりと、

自分の持っていた柿のたね を交換します。

ここで2者の違いが表れますね。それが…

さる=目先の利益を追求
かに=今よりも将来の利益を追求

というスタンスの違いです。

 

ここは以前note「“非認知能力”が人生を左右する。学力は非認知能力を高めた結果。」でも書いた、

“マシュマロ実験”と重なってきますね(^◇^;)

親としては”さる”よりも”かに”のスタンスを子どもには持たせたいものです(笑)

 

2.詐欺師となったさる

かには、さると交換した柿の種を大事に育てます。

そして、ようやく柿の実がなり食べようとしますが、

木に登れないかには、実をとることができません。。。(´;ω;`)

 

そこへやってくるのが“さる”ですね☆

さるは

「ぼくが木に登って、実をとってあげるよ」と

いかにも優しそうな顔をしながら、

スルスルと登っていくさる。

ところがかににとってあげることはなく、

美味しそうな実をパクパクと自分で食べてしまいます。

 

相手に優しく言い寄って、

相手の金品・財産を根こそぎ奪おうとするその姿は

まさに詐欺師。。。。( ゚д゚)

 

子どもに「詐欺には気をつけるんだよ!」と教えるのはなかなか難しいと思います。

しかし、現代は”オレオレ詐欺”だの“国際ロマンス詐欺”だの、

まぁありとあらゆる形の詐欺が横行していますよね。

 

「相手にいい顔しながら寄ってきて、

自分だけいい思いをしようとする人が、世の中にはいるんだよ。」

ということを

イメージ付き伝えるには良いお話です☆

 

まとめ

✅日本むかしばなしから「学び」を得るヒントをご紹介
✅本を読み聞かせるのはとても良いが、読むだけではもったいない
✅私たちに馴染みのある話でも、現代に通じるところを探す
✅それについて子どもと話をすると、ディスカッション力もついてくる

いかがでしたか?

「読書は学び」ですd( ̄  ̄)

ただの昔話で終わってしまうのではなく、

子ども自身では気がつかない学びを大人が少し引き出してあげましょう。

話に”深み”がググッと増してきますよ♪

何かの参考になれば幸いです( ・∇・)

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