“朝活”という言葉が流行り始めてしばらく経ちますね。
朝、というのは確かに気持ちがよく、
集中力もありそうです☆
しかし、本当にこれは「万人に共通している」ことなのでしょうか?
自分の子どもに「朝、勉強した方が集中できるよ」という親御さんも
いらっしゃいますが、
その子は本当に、朝の方が集中できるのでしょうか?
・中学生くらいまでのお子さんをお持ちの方
・将来子どもを持ちたい方
ぜひ、最後までご覧ください☆
もくじ
朝型か夜型かは人によって決まっている
結論から行きます。
朝型か夜型かは「人によって異なります」。
自分がどちらの型なのか?を把握しておくことは、
自分の学業や仕事へのパフォーマンスに影響する可能性があります。
自分はもとより、
あなたのお子さんがどちらのタイプなのか?
ぜひ一緒に確認してあげてください(^。^)
朝型か夜型かは「遺伝子で決まっている」
「脳科学的に正しい 一流の子育てQ&A」によると…
2016年、アメリカ・カリフォルニアのDNA解析サービス会社
「23 and Me」は、8万9283人の「朝型の人」と「夜型の人」の
全ゲノムを分析しました。
その結果、「朝型」の人に特有の351の遺伝子部位が発見された
つまり、朝型の人にあって夜型の人に無い「遺伝子部位」があった、
ということですね。
これ、めちゃめちゃ衝撃じゃないですか??
朝起きがとても苦手な子って、
私の塾講師経験の中でもそこそこいます。
朝が苦手な子は周りから「だらしない」と思われがちですが、
ひょっとしたら夜型である可能性があるわけです。
教え子の中に、
「毎朝5時に起きて、
6時まで勉強して
朝ごはん食べてから7時に家を出ます。」
という子がいました。
またテスト前になると
朝6時には起きてそこからちょっと勉強して
学校に行く、なんていう子も(^◇^;)
こういう子たちは“超朝型”だったのかもしれません。
かと言って、生徒全員にこれを奨励したり、
強制しなくてよかったと思っています。
だって「人によって違うのですから」。
とはいえ遅刻はダメですけどね。。。(⌒-⌒; )
さぁ、やってみよう「朝型・夜型質問紙」
ご存知ですか?
同センターのHPによると…
睡眠・覚醒、生体リズムの制御メカニズムを明らかにするため、
精神生理学、分子生理学、神経内分泌学、画像診断学などの
多彩な手法を用いて学際的研究を進めています。
睡眠・生体リズム障害が
精神機能(認知、記憶、感情、意欲等)や
身体機能(内分泌、代謝、食欲、循環機能等)に
及ぼす影響を明らかにすることをめざしています。
とりあえず、言えることは
「なんだかスゴイことをやっている!!( ´Д`)y━・~~」
ということですね(笑)
この研究所HPの左下部分にある
「睡眠に関するセルフチェック」をクリック。
すると「朝型・夜型質問紙」というのがあります。
「回答はこちら」をクリックすると以下のような画面になります。
この質問紙にある質問に答えていくと、
自分が朝型か夜型か?がわかる、という仕組みになっています。
質問紙とありますがウェブ上で回答できますよ♪
ちなみに私は「やや朝型」という結果でした(⌒-⌒; )
まぁ中途半端っちゃあ中途半端でしたね(笑)
正直、夜の方が集中できるかなぁと思っていましたが、
どうやらそれは思い込みだったようです。
自分の思い込みがなくせるのも良い機会ですよね☆
一般的には朝の方が。。。
「でも、朝活がいいってみんな言ってるよね?
結局、夜より朝の方がいいんじゃない?(^◇^;)」
一般的には脳が夜に眠って十分に休息が取れるため、
朝の方が脳が元気な状態であり、
仕事や学業もここに合わせると良い、とされていますよね。
これはこれで正しいと思うのですが、
夜型の人が無理やり朝にやろうとしても、
逆にパフォーマンスが下がってしまう可能性が指摘されています。
「朝の方がいいから」と言って、
お子さんに無理にやらせないように注意してください☆
かと言って、どれだけ夜遅くまでやってもいいわけではありませんd( ̄  ̄)
試験前になるととつぜん夜中まで勉強しだす子が(私もそうでした^^;)
一定数いるのですが、まったくオススメしていません。
✅夜型と言っても限度があるから(せいぜい0時くらいが限度)
✅試験は朝から始まり、およそ2時間前には朝食を食べ終えていることが望ましいから
自分のお子さんにもまず
「朝型・夜型診断紙」を試してみて、
より良いパフォーマンスが出せる時間を
把握しておくと良いですね♪
まとめ
✅朝型・夜型は人によって違う!ということを解説
✅朝型の人にしかない遺伝子部位があることが発見
✅「朝型・夜型診断紙」で誰でもカンタンに自分がどちらなのか判断できる
✅夜型の人が無理に朝に起きようとするとパフォーマンスが下がる恐れも
✅社会的なルールはあるにせよ、それに則っていれば、無理に朝型でなくても良い
いかがでしたか?
朝と夜、どちらの方が集中できるか、
というのは感覚でしか無いと思っていましたが
きちんと遺伝子によって違っていたんですね^^;
パフォーマンスが高くなる時間帯を把握しておくことは
自分自身の仕事の生産性を上げたり、
お子さんの学業の集中度を上げるのにも
有効な手段だと思います。
ぜひ、試してみてください( ̄∀ ̄)