保育園に子どもを送り・迎えに行くと、
保育園の駐輪場にはたくさんの自転車が並んでいます。
そしてその多くが「電動アシスト自転車」だったりします。
街中を走っている子ども乗せ自転車を見てみても、
私の実感値では6割以上が電動アシスト自転車のような気がしています(^◇^;)
ですが!
2020年のau損害保険のプレスリリースによると
電動アシスト自転車の保有率は17.3%だそうです☆
ちなみに我が家では子ども乗せ自転車を2台(私と妻の両方)保有していますが、
いずれも普通のママチャリです(笑)
当記事では、
私が電動アシスト自転車を使った実感を踏まえて、
電動アシスト自転車を薦めない理由を解説していきます。
この記事は…
・プレママ、プレパパ
・子ども乗せ自転車の検討者
・電動アシスト付き自転車の検討者
に役立つ記事です。
もくじ
結論:電動アシスト自転車は”コスパ”に合わない
まず結論から。
電動アシスト自転車は”コスパ”に合いませんd( ̄  ̄)
もちろんコスパの「パフォーマンス」部分は、
各々の住環境や生活スタイルによって異なりますので、一概には言えません。
ただ私の考えとしては
✅坂道の多いエリアに住んでいる
✅足腰が弱ってきている
✅よほど遠くまで毎日行かねばならない
✅自動車の免許などが無く、自転車に頼っている
こういう人以外の方については、思っているほどのパフォーマンスは出てこないと思います。
むしろコストがかかりすぎる。。。d( ̄  ̄)
私が電動アシスト自転車を薦めない理由
1.初期費用が高い
近くの自転車屋さんに行って、子ども乗せ電動アシスト自転車の価格を確認してみてください。
少なくとも10万〜15万くらいの価格帯が多いと思います(^◇^;)
普通の子ども乗せ自転車であれば、その半額くらいで手に入れることができるハズです。
私が購入した子ども乗せ自転車は、近所の自転車屋で6.7万円でしたよ♪
とは言え、これでも「高いなぁ。。。」と思ってました(笑)
何しろ結婚するまで私が乗ってきた自転車の最高額は、2.7万円ですから。。。(笑)
2.維持費も高い
ここは見落としてはいけない部分ですd( ̄  ̄)
自転車の維持費といえば、タイヤの交換、チューブの交換、サドルの交換、メンテナンスなどですよね。
電動アシスト自転車に特別なのは”バッテリーの交換”です。
バッテリーの寿命は、充電回数が700〜900回ほどだそうです。
ただこれだとわかりにくいので、以下を参考にすると
電動アシスト自転車自体は10年近く使うことができるので、
少なくとも1~2回はバッテリー交換で、自転車に乗り続けることが可能です。
Panasonicオンラインストアより抜粋
10年近くで1〜2回のバッテリー交換、ということは、
3〜5年で1回バッテリーを交換すべき、ということでしょう。
ちなみにPanasonic storeによると
8.0Aのバッテリーで¥34,650、20.0Aのバッテリーで¥51,040です。
3.事故のリスクが高い
ここは後にも述べていきますが、電動アシスト自転車は
「自分の力を超えたチカラを出す乗り物である」ということがポイントです。
YAMAHAのHPによると…
・時速10kmまでは、こぐ力とアシスト力の比率が「最大1:2※」
・時速10kmを超えると、スピードが出過ぎないようにアシスト力を制限
・時速24kmを超えると、アシスト力はゼロ
となっています。
時速24kmとは分速400m、100mを15秒の速度となります。
小中学生が全力で走るのとそうそう変わらないくらいの速さを、
軽々と出せてしまうわけです(^◇^;)
こぎ出し時、速度に乗っている時に特に注意が必要です。
4.壊れた時の対処が大変
電動アシスト自転車は重いです。。。
Panasonicのギュット・クルームR・EX(マットチャコールブラック) 20型BE-ELRE03Bは、
33.4kgだそうです。
すると
・バッテリーが切れた
・故障した
などの場合、30kgの自転車を押しながら歩くことになりますね(^◇^;)
また2でも述べたように、コスト面でもまずまずかかるわけです。
5.運動にならない
ここは価値観の問題になるというのは承知の上で申します!
「自転車を自力でこがないなんて、自転車の意味ねぇじゃねぇか?!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ」
…と思うのは私だけでしょうか。。。?(笑)
いや、というよりは普通の生活の中できちんと運動している人はいいのですが、
なかなか運動できていない!という方は、
保育園の送り迎えなど、生活そのものが適当な”運動”になると思うんですね☆
そしてそれによって足腰が鍛えられる
→歳をとっても丈夫!
これって結構大事だと思うんだよなぁ。。。( ・∇・)
もちろんシニア層のように既に足腰が弱っている方は仕方なしですが、
30代・40代はまだまだ足腰を弱らせている場合ではありませんよ☆
実際に乗ってみてわかったこと
我が家は電動アシスト自転車を所有していないのですが、
私は乗ったことはあります。
というのも、私の母(60代)が電動アシスト自転車に長年乗っているからです。
まだ買ったばかりの頃、興味本位で電動アシスト自転車に借りて
近くのコンビニまで行きました。
その時感じたのは…
1.こぎ出しが怖い
2.速度のコントロールが難しい
3.車体が重い
この3つでした。
1.こぎ出しが怖い
これは乗ってみないとなかなか実感できないと思います(^◇^;)
物理法則として、なんでも動き出しが一番力が必要ですよね。
ですから電動アシスト自転車は、こぎ出しの時にだいぶ ”アシスト”してくれます(笑)
これまでに培ってきた“自分のこぎ出しの力”と“スピードの感覚”がずれるので、
一気にスピードに乗っていきます。
先ほどのau損害保険の2018年の調査によると、
『電動アシスト自転車「危ない経験」約4割、その中でもペダル踏み込み時の急発進が危険 約半数』
という結果があります。
やはりこぎ出しに危険を感じている人が多いということですね(^◇^;)
2.速度のコントロールが難しい
1と共通する部分もありますが、
要は「自分の力以上のスピードが出てしまう」という部分に危険を感じました。
普通の自転車は、よくも悪く「自分のこぐ力以上の速度」は出せません。
しかし電動アシスト自転車は、簡単にそれが出せてしまうんですね(-。-;
変な話、こげばこぐほど速くなっていく感覚があります。
急いでいる時などは、危険だとわかっていてもついついこいでしまいがちです。
それが自分の力以上の速度で、もし事故に合ってしまったしたら。。。。(;ω;)
なんとなく想像はつきますよね☆
自転車であっても自分の力以上の速度が出てしまう電動アシスト自転車は、
普通の自転車以上に交通ルールや、運転時のマナーが問われることになります。
au損害保険の調査で
- 自転車事故を起こした、遭った場面はそれぞれ「出会い頭」がトップ
という結果があります。
もちろん電動アシスト自転車に限った話ではありませんが、
スピードが出ていれば止まるのも難しくなりますので、リスクは高まりますよね。
3.車体が重い
これも実際に使ったことのある方はわかると思いますが、
電動アシスト自転車は”重い”です。。。(-。-;
私のような30代男でもそう思うのですから、
小柄な女性や高齢者ならば尚のことそう思うハズです。
自重が重いことで
・子どもを乗せたり下ろしたりする場面で自転車を支えるのが大変
・故障時に自転車屋や自宅まで持って帰るのが大変
こういったデメリットが考えられます。
先のau損保の調査でも故障した時の対応として「自力で家まで運んだ」が7割以上となっています。
とは言え、買っちゃいけないわけではない
ここまでオススメしない理由を述べてきたのだが、
それらを上回るだけのメリットがあるなら、購入はもちろんアリです☆
私の感覚では冒頭にも書いたとおり、
✅坂道の多いエリアに住んでいる
✅足腰が弱ってきている
✅よほど遠くまで毎日行かねばならない
✅自動車の免許などが無く、自転車に頼っている
こういう方は検討の余地があると思っています。
居住地によっては
✅周辺が坂だらけ!とか
✅かなりきつい坂を超えないと保育園までたどり着けない!
というような環境もあるでしょう(^◇^;)
このあたりは先ほど述べたコストに見合うだけの価値を見出せるかを、
しっかり検討してから購入しましょう♪
まとめ
✅電動アシスト自転車は”コスパに合わない”
✅コストが大きすぎる割に、パフォーマンスは小さい
✅事故にあう危険性も認識すべき
✅とは言え、年齢や住環境次第では検討の余地あり
いかがでしたか?
子どもが生まれると色々とお金がかかります。
もちろん大切なところには十分なお金をかけて、
安全・安心なものを買うべきですd( ̄  ̄)
いまの状況や使用ケースをしっかりイメージして、
後悔のない買い物にしてくださいね♪