没頭できる子は将来成功する?“ハマる”が導く学力増進と将来

「おとーさん、古今東西やろう!プリキュアの名前ね☆」

と、最近不意に勝負を仕掛けてくるのは、上の娘です。。。(⌒-⌒; )

数年前に買ってあげた「プリキュア・コスチューム・クロニクル」で、

歴代のプリキュアを全て覚えつつある娘。。。

何なら、今は変身前の姿の名前まで覚えようかという始末。

プリキュア15周年アニバーサリー プリキュアコスチュームクロニクル

プリキュア15周年アニバーサリー プリキュアコスチュームクロニクル

  • 作者:講談社/東映アニメーション
  • 出版社:講談社
  • 発売日: 2018年10月28日頃

↑娘さんがプリキュア好きならおすすめの一冊です☆

とはいえ、初代〜HUGっとプリキュアまでなのでご注意を(^◇^;)

 

子どもって本当に興味あることはとことん覚えますよね。

でも、ひょっとしたらそれが将来の成功につながるかも?しれませんよ。

こんな方に役立つ記事です
・プレママ、プレパパ
・小さなお子さんをお持ちの方
・将来子どもを持ちたい方

ぜひ最後までご覧ください☆

子どもが何かに夢中になったら、将来の成功の種かも

結論から行きます。

子どもに何か夢中になれる体験をさせると、

学力増進や将来の成功につながる可能性がありますd( ̄  ̄)

「そんなくだらないものを…」とすぐにやめさせるのではなく、

じっくりと観察してみると良いかもしれません。

理由・根拠

1.能動的学習(アクティブ・ラーニング)

2020年度から始まった新学習指導要領では

能動的学習(アクティブ・ラーニング)を一つのポイントにしています。

大講義のように一人の教師の授業を一斉に受けるのではなく(受動的学習)、

自らが課題を設定し、その解決方法を自ら学んで見つけていく、

そういう学びの姿勢です。

(参考:文部科学省「用語集」

 

何かに「ハマる」ということは、

誰が言わなくてもきっと、どんどんその分野の知識を学んでいきますよね。

それが今は役に立たないように見えても、

その過程で培った能力が、将来役立つかもしれません。

 

2.フロー体験

人は何かに没頭すると、周りのことが全く気にならないような状況になりますよね。

このことを、心理学者のミハイ・チクセントミハイ教授は「フロー体験」と呼んでいます。

 

そして、彼の研究では、

創造性あふれる芸術家、科学者、スポーツ選手など、さまざまな世界で活躍する人々は
例外なく「フロー体験」をしていることがわかっています。

「子育てベスト100」(加藤紀子 著)より抜粋

 

何らかの道で成功している人っていうのは、

やはり集中力がある人が多いですよね(⌒-⌒; )

 

Amazon創始者のジェフ・ベゾスさんもその一人だそうで、

一旦集中して考え出すと周りが全く見えなくなるらしく、

次の会議があっても動かないので、

部下の方が椅子ごと会議室に連れていく、なんていうエピソードがあるくらいです(笑)

 

3.スティーブン・スピルバーグの母

言わずと知れた、映画界の鬼才・スティーブン・スピルバーグ監督の母親は、

一風変わった教育方法をしていたことでも知られています。

彼女は、幼き頃のスピルバーグが、

8ミリカメラでおもちゃの機関車が衝突する場面を

ひたすらにフィルムに収めるようなことばかりをしていても、

終始、温かく見守り続けたそうです(^∇^)

 

あなたなら、どうですか?

自分の息子がおもちゃの機関車の衝突シーンを

ひたすらスマホで撮り続けていたのを見たら。。。(⌒-⌒; )

なんか、止めたくなりますよね(笑)

大人が「??」と思うようなことでも、

子どもにとって夢中になる何かが隠されているのかもしれない、

と考えることも大切です。

 

京都府立堀川高校「堀川の奇跡」

あなたは堀川高校をご存知でしょうか?

地元の方でないと、なかなかピンとこないかもしれませんね(^◇^;)

しかし、教育業界においては、一時ものすごいインパクトを残した学校です。

堀川高校とは…

1期生卒業の02年の国公立大学現役合格者数が前年の6名から106名に急増し、
「堀川の奇跡」と呼ばれ注目を浴びた。
以来、地元の京都大学に毎年30人以上の現役合格者を出すなど高い進学実績を維持している。

東洋経済オンライン『京大現役合格を急増させた堀川高校「探究」の今』より抜粋

もともとの国公立大学現役合格者数が6名では、

正直、それほどすごい学校とはいえません(^◇^;)

しかし、それが100名超に飛躍するという。

 

その原動力になったのが「探究」という授業だそうです。

同校の探究とは…

まずは1年生の前期「HOP」で、講義やグループワークを通じて、
論文の書き方や課題設定など「探究の型」を学ぶ。
後期「STEP」では、興味に合わせて少人数講座(ゼミ)を選び、
各分野の研究手法を身に付けていく。
そして2年生の前期「JUMP」になると、個人でテーマを設定して研究を進め、
発表を行い、そのフィードバックなども反映しながら半年間で論文を仕上げる。

東洋経済オンライン『京大現役合格を急増させた堀川高校「探究」の今』より抜粋

もはや大学生もびっくりの内容を、

高校生の段階でみっちり教わっているわけですね^^;

同校の教師である飯澤氏によれば

また、生徒は探究活動を通じて、興味が湧くものに出合ったり、
『もっと知りたい』という意識を強く持ったりする(中略)
つまり、探究基礎が生徒の学習意欲や学習方略を立てる技能を向上させ(中略)
教員自身もつねに授業改善を図るようになった。
このサイクルが、進学実績の向上につながった可能性があると考えています」

東洋経済オンライン『京大現役合格を急増させた堀川高校「探究」の今』より抜粋

 

自分の興味があるものに関連することは、

しっかり学ぶようになり、定着もしやすい。

進学実績はその“結果”に過ぎないのかもしれません。

ハマれるものなど、なかなか見つからない

「うちの子、飽きっぽいから集中している姿をあまり見ない」

っていう方もいらっしゃるかもしれません。

その場合の2つの解決策をご紹介しますd( ̄  ̄)

1.積極的活動をすること

実はどんなことでもフロー体験が得られるわけではありません。

フローを体験しにくい行動
・テレビをみる
・ぶらぶらとショッピングをする

一方で、チクセントミハイ教授らによると

スポーツや趣味など、自由時間に積極的な活動をすることで、
受け身的な活動をするときに比べてフロー体験が約3倍になることがわかりました。

「子育てベスト100」(加藤紀子 著)

特に「本を読むこと」は、より多くのフロー体験ができるようです。

本を読ませるメリットって、本当にたくさんありますね(⌒-⌒; )

 

2.親自身が没頭すること

これは私も心がけているのですが、“自分自身が楽しむこと”です。

親が目をキラキラさせて何かに没頭している姿を見れば、
子どもの方も自然とワクワクしてくるものです。

「子育てベスト100」(加藤紀子 著)

まぁ厳密な研究などはないのですが、

親が人生を楽しむようになっていれば、

  • 親自身も楽しい
  • 子どもも何か好きなことを見つけられるかもしれない

少なくともデメリットはありません☆

さぁ、あなたの好きなことは何ですか??

まとめ

✅子どもが何かに“ハマる”ことの重要性を解説
✅ハマることがある子は学力が増進したり、将来成功する可能性あり
✅新しい学習指導要領のポイント「アクティブ・ラーニング」
✅積極的に自ら学んでいく姿勢は、まさにハマっている子どもそのもの(笑)
✅ハマる・没頭する=フロー体験
✅世界で活躍する人は例外なくフロー体験をしている
✅Amazonのジェフ・ベゾスさんは集中しだすと全く動かなくなる
✅スティーブン・スピルバーグはおもちゃの機関車が衝突する場面を8ミリカメラで撮り続けた
✅母親はそれを止めることなく、暖かく見守っていた
✅堀川高校の奇跡は「探究」の授業がきっかけ
✅自ら興味のあることを学んでいくことと、その意欲に応えようとする教師の努力で進学実績が飛躍的に向上
✅積極的行動の方がフローを体験しやすい(テレビは▲)
✅親自身も没頭することをもつ

いかがでしたか?

ついつい親は「まとも」「普通」であることを望んでしまうように思います。

それも、もちろん心配だからなんですけどね(⌒-⌒; )

でも、没頭することのできる何かを持っている子は、幸せだとも思います。

ぜひそのきっかけを摘まないように気をつけましょう☆

何かの参考になれば幸いです♪

 

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