「おとーさん、古今東西やろう!プリキュアの名前ね☆」
と、最近不意に勝負を仕掛けてくるのは、上の娘です。。。(⌒-⌒; )
数年前に買ってあげた「プリキュア・コスチューム・クロニクル」で、
歴代のプリキュアを全て覚えつつある娘。。。
何なら、今は変身前の姿の名前まで覚えようかという始末。
↑娘さんがプリキュア好きならおすすめの一冊です☆
とはいえ、初代〜HUGっとプリキュアまでなのでご注意を(^◇^;)
子どもって本当に興味あることはとことん覚えますよね。
でも、ひょっとしたらそれが将来の成功につながるかも?しれませんよ。
・小さなお子さんをお持ちの方
・将来子どもを持ちたい方
ぜひ最後までご覧ください☆
もくじ
子どもが何かに夢中になったら、将来の成功の種かも
結論から行きます。
子どもに何か夢中になれる体験をさせると、
学力増進や将来の成功につながる可能性がありますd( ̄  ̄)
「そんなくだらないものを…」とすぐにやめさせるのではなく、
じっくりと観察してみると良いかもしれません。
理由・根拠
1.能動的学習(アクティブ・ラーニング)
2020年度から始まった新学習指導要領では
能動的学習(アクティブ・ラーニング)を一つのポイントにしています。
大講義のように一人の教師の授業を一斉に受けるのではなく(受動的学習)、
自らが課題を設定し、その解決方法を自ら学んで見つけていく、
そういう学びの姿勢です。
(参考:文部科学省「用語集」)
何かに「ハマる」ということは、
誰が言わなくてもきっと、どんどんその分野の知識を学んでいきますよね。
それが今は役に立たないように見えても、
その過程で培った能力が、将来役立つかもしれません。
2.フロー体験
人は何かに没頭すると、周りのことが全く気にならないような状況になりますよね。
このことを、心理学者のミハイ・チクセントミハイ教授は「フロー体験」と呼んでいます。
そして、彼の研究では、
創造性あふれる芸術家、科学者、スポーツ選手など、さまざまな世界で活躍する人々は
例外なく「フロー体験」をしていることがわかっています。「子育てベスト100」(加藤紀子 著)より抜粋
何らかの道で成功している人っていうのは、
やはり集中力がある人が多いですよね(⌒-⌒; )
Amazon創始者のジェフ・ベゾスさんもその一人だそうで、
一旦集中して考え出すと周りが全く見えなくなるらしく、
次の会議があっても動かないので、
部下の方が椅子ごと会議室に連れていく、なんていうエピソードがあるくらいです(笑)
3.スティーブン・スピルバーグの母
言わずと知れた、映画界の鬼才・スティーブン・スピルバーグ監督の母親は、
一風変わった教育方法をしていたことでも知られています。
彼女は、幼き頃のスピルバーグが、
8ミリカメラでおもちゃの機関車が衝突する場面を
ひたすらにフィルムに収めるようなことばかりをしていても、
終始、温かく見守り続けたそうです(^∇^)
あなたなら、どうですか?
自分の息子がおもちゃの機関車の衝突シーンを
ひたすらスマホで撮り続けていたのを見たら。。。(⌒-⌒; )
なんか、止めたくなりますよね(笑)
大人が「??」と思うようなことでも、
子どもにとって夢中になる何かが隠されているのかもしれない、
と考えることも大切です。
京都府立堀川高校「堀川の奇跡」
あなたは堀川高校をご存知でしょうか?
地元の方でないと、なかなかピンとこないかもしれませんね(^◇^;)
しかし、教育業界においては、一時ものすごいインパクトを残した学校です。
堀川高校とは…
1期生卒業の02年の国公立大学現役合格者数が前年の6名から106名に急増し、
「堀川の奇跡」と呼ばれ注目を浴びた。
以来、地元の京都大学に毎年30人以上の現役合格者を出すなど高い進学実績を維持している。東洋経済オンライン『京大現役合格を急増させた堀川高校「探究」の今』より抜粋
もともとの国公立大学現役合格者数が6名では、
正直、それほどすごい学校とはいえません(^◇^;)
しかし、それが100名超に飛躍するという。
その原動力になったのが「探究」という授業だそうです。
同校の探究とは…
まずは1年生の前期「HOP」で、講義やグループワークを通じて、
論文の書き方や課題設定など「探究の型」を学ぶ。
後期「STEP」では、興味に合わせて少人数講座(ゼミ)を選び、
各分野の研究手法を身に付けていく。
そして2年生の前期「JUMP」になると、個人でテーマを設定して研究を進め、
発表を行い、そのフィードバックなども反映しながら半年間で論文を仕上げる。東洋経済オンライン『京大現役合格を急増させた堀川高校「探究」の今』より抜粋
もはや大学生もびっくりの内容を、
高校生の段階でみっちり教わっているわけですね^^;
同校の教師である飯澤氏によれば
また、生徒は探究活動を通じて、興味が湧くものに出合ったり、
『もっと知りたい』という意識を強く持ったりする(中略)
つまり、探究基礎が生徒の学習意欲や学習方略を立てる技能を向上させ(中略)
教員自身もつねに授業改善を図るようになった。
このサイクルが、進学実績の向上につながった可能性があると考えています」東洋経済オンライン『京大現役合格を急増させた堀川高校「探究」の今』より抜粋
自分の興味があるものに関連することは、
しっかり学ぶようになり、定着もしやすい。
進学実績はその“結果”に過ぎないのかもしれません。
ハマれるものなど、なかなか見つからない
「うちの子、飽きっぽいから集中している姿をあまり見ない」
っていう方もいらっしゃるかもしれません。
その場合の2つの解決策をご紹介しますd( ̄  ̄)
1.積極的活動をすること
実はどんなことでもフロー体験が得られるわけではありません。
・ぶらぶらとショッピングをする
一方で、チクセントミハイ教授らによると
スポーツや趣味など、自由時間に積極的な活動をすることで、
受け身的な活動をするときに比べてフロー体験が約3倍になることがわかりました。「子育てベスト100」(加藤紀子 著)
特に「本を読むこと」は、より多くのフロー体験ができるようです。
本を読ませるメリットって、本当にたくさんありますね(⌒-⌒; )
2.親自身が没頭すること
これは私も心がけているのですが、“自分自身が楽しむこと”です。
親が目をキラキラさせて何かに没頭している姿を見れば、
子どもの方も自然とワクワクしてくるものです。「子育てベスト100」(加藤紀子 著)
まぁ厳密な研究などはないのですが、
親が人生を楽しむようになっていれば、
- 親自身も楽しい
- 子どもも何か好きなことを見つけられるかもしれない
少なくともデメリットはありません☆
さぁ、あなたの好きなことは何ですか??
まとめ
✅子どもが何かに“ハマる”ことの重要性を解説
✅ハマることがある子は学力が増進したり、将来成功する可能性あり
✅新しい学習指導要領のポイント「アクティブ・ラーニング」
✅積極的に自ら学んでいく姿勢は、まさにハマっている子どもそのもの(笑)
✅ハマる・没頭する=フロー体験
✅世界で活躍する人は例外なくフロー体験をしている
✅Amazonのジェフ・ベゾスさんは集中しだすと全く動かなくなる
✅スティーブン・スピルバーグはおもちゃの機関車が衝突する場面を8ミリカメラで撮り続けた
✅母親はそれを止めることなく、暖かく見守っていた
✅堀川高校の奇跡は「探究」の授業がきっかけ
✅自ら興味のあることを学んでいくことと、その意欲に応えようとする教師の努力で進学実績が飛躍的に向上
✅積極的行動の方がフローを体験しやすい(テレビは▲)
✅親自身も没頭することをもつ
いかがでしたか?
ついつい親は「まとも」「普通」であることを望んでしまうように思います。
それも、もちろん心配だからなんですけどね(⌒-⌒; )
でも、没頭することのできる何かを持っている子は、幸せだとも思います。
ぜひそのきっかけを摘まないように気をつけましょう☆
何かの参考になれば幸いです♪